岡山市中区の寺に、ちょっと変わった水琴窟がある。これから来る夏の暑さを和らげてくれそうな、寺の新たな名物だ。

水滴がかめに落ちて音が反響

岡山藩主・池田家の菩提寺、岡山市中区の国清寺。

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新緑と赤のモミジのコントラストが美しい境内に、一風変わった水琴窟がある。

中島悠希記者:
手をかざすと自動で水が出て手が洗えて、そのあと美しい水琴窟の音色が聞こえます

コロナ禍ならでは、非接触型の「手洗い水琴窟」だ。

手を洗って水滴が下のかめに落ちると、音が反響して心地良い音色を奏でる。

特別にかめの中を見せてもらうと…。水滴は1カ所ではなく、それぞれ違う場所に落ちるよう作られていて、さまざまな音色が生まれている。

水琴窟を作った長棟造園 長棟光亮さん:
コロナ禍でいろんなところにアルコール消毒があるが、蛇口にも触れず、水でいい音が聞こえたらいいなと思って作った

境内の手水舎には伝統的な水琴窟も置かれていて、また違った水の音色を楽しむことができる。

水琴窟を作った長棟造園 長棟光亮さん:
少しでも日常から離れた音色を聞いて、心穏やかに過ごしてもらえれば

寺の境内は、午前5時~午後6時ごろまで無料開放されている。

涼やかな水琴窟の音色で癒やされてみてはいかがだろうか。

(岡山放送)

岡山放送
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