給食でニラとスイセンを間違え、複数の園児が食中毒となった。
ニラとスイセンは緑色の細長い葉が特徴で、似たような見た目の植物だ。下の画像では、左がニラで右がスイセンだ。

園児12人が食中毒 ニラと間違え給食に有毒のスイセンが

4月7日、京都市の子育て支援施設から市内の医療衛生センターに「給食を食べた園児が嘔吐した」と通報があった。保健所によると、園児12人が下痢や嘔吐の食中毒の症状を訴えたという。

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原因となったのは、給食で出された「ニラのしょうゆ漬け」。間違って有毒のスイセンを使ったという。

東京都薬用植物園・中村耕主任研究員:
スイセンには葉や球根など植物全体に有毒成分がある

このスイセンは、施設の職員が知人から「ニラ」と言われて譲り受け、栽培していたもので、職員が自分で食べても異常を感じなかったため、給食に出したという。

見分け方のポイントは? スイセンはニラ特有のにおいがしない

園児はいずれも軽症で全員回復したということだが、このニラとスイセン、どうやって見分ければいいのか?

東京都薬用植物園・中村耕主任研究員:
スイセンの方は、ちぎってにおいを嗅いでみても特にニラ特有のにおいがしない。これが一番わかりやすいところとなる

(「めざましテレビ」4月13日放送より)