4月4日、アメリカ音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞のクラシック部門で日本人が参加する2つの作品が受賞。

めざまし8は「最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバム賞」を受賞したチェロ奏者の松本エルさんを独自取材。すると、驚くべき経歴の持ち主だったことが分かりました。

寝食以外“チェロ漬け”生活 で「世界を変える30人」に選出も

「最優秀合唱パフォーマンス賞」を受賞したのはメゾソプラノ歌手の藤村実穂子さんが参加した作品。

そして「最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞」を受賞したのは、チェロ奏者の松本エルさんが参加した作品です。その松本さんに話を聞くことができました。

グラミー賞受賞 チェロ奏者 松本エルさん
ノミネートされてからはなんか取れるんじゃないかなっていう自信があったのですごくうれしいです。作曲のメインのダナエさんっていう方から授賞式から電話がかかってきて「早くアメリカに帰ってきてみんなでパーティーしようよ」っていう電話はもらいました

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“自信があった”という松本さん。さらに、取材をするとすごい経歴を歩んできたことが判明しました。

グラミー賞受賞 チェロ奏者 松本エルさん
(チェロを)6歳の時に始めたんですけど、毎日10時間から12時間、食べるのと寝る以外は練習するような生活だったんです。その後18歳から大学生なんですけど、ジュリアード音楽院で勉強しました。私が受けた年は確か500人ぐらい。それで受かったのが(チェロ奏者は)5人ぐらい

世界屈指の音楽大学といわれるアメリカ・ニューヨークにあるジュリアード音楽院の厳しい関門を突破し、その後、プロのチェロ奏者に。

グラミー賞受賞 チェロ奏者 松本エルさん
アメリカで、有名なシンガーさんたち、アリアナ・グランデさんとかデミ・ロヴァートさんとかと一緒に弾く機会をいただきまして

さらに2021年には…

グラミー賞受賞 チェロ奏者 松本エルさん
Forbes 30 Under 30っていうんですけど2021年、そのタイトルをいただきました。

社会的影響や将来性などから選ばれるアメリカ『フォーブス誌』「世界を変える30歳未満30人」に選出されたのです。そして今回、悲願だったグラミー賞獲得。

グラミー賞受賞 チェロ奏者 松本エルさん
音楽っていうものは世界共通の言語だったりもするので「多くの人たちに癒しだったりとか感動を与えるような音楽を作っていこう」っていうのがこれまでもこれからも目標だと思います

(「めざまし8」NewsTag 4月5日放送より)