めざまし8の人気コーナー『和田明日香のだれでもおいしい だいたいクッキング』。
今回のテーマは「お弁当」。
新学期や新年度に、お弁当作りに初めて挑戦する方も多いのではないでしょうか。

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お弁当作りについて調べたアンケートでは、安さよりも短い時間で作れることを重視する人が多いという結果に。
そこで、時短なのに本格的な味が楽しめる和田明日香流お弁当レシピを公開!

久慈暁子アナウンサー:
普段みなさんがどのくらいの時間でお弁当を作っているのか調べたデータがあります。
全国平均で18分5秒。

和田明日香さん:
早くないですか?朝ってめちゃめちゃやることあるじゃないですか。
「これもやっちゃいたいな。」「あれもやっておきたいな。」みたいなのがどんどん出てきて本当に時間がないですね。

久慈暁子アナウンサー:
そこで今日は、だいたい18分以内で作れる簡単お弁当レシピを教えていただきたいです。

鍋1つで食材を茹でる『まとめ茹で弁当』

今回作るのは、和田明日香直伝、鍋1つで食材を茹でる「まとめ茹で弁当」。
メインはしゃぶしゃぶ用の豚肉をコチュジャンなどと和える「韓国風やわらか豚しゃぶ」。
副菜に、小松菜とツナ缶を使う「こまツナ和え」と、レンコンとちくわを使う「シャキシャキれんこんの梅和え」を作っていきます。

<材料>
小松菜・・・90g
れんこん・・・60g
豚しゃぶしゃぶ用肉(肩ロース)・・・100〜120g
Aツナ缶・・・1缶
Aマヨネーズ・・・大さじ1
Aポン酢・・・小さじ2
Bちくわ・・・1/2本
Bすりごま・・・小さじ2
B梅ペースト(もしくは梅干しを叩く)・・・大さじ1
B醤油・・・小さじ1
Cコチュジャン・・・小さじ2
Cごま油・・・小さじ2
C味噌・・・小さじ1
三つ葉・・・4本
刻み海苔・・・ふたつまみ
ごはん
レモン

<つくりかた>
1.鍋にお湯を沸かしはじめる。ごはんはボウルなどに出して冷ます。
2.食材の下ごしらえをする。れんこんは薄くスライス。ちくわは薄切り。
  三つ葉はざく切り。レモンは薄切りにしてキッチンペーパーで挟む。
3.A、B、Cをそれぞれ別の器に入れて混ぜる。
4.沸いたお湯で小松菜を1分茹で、ザルにあげ流水にさらす。
  続けてれんこんを1分茹で、網ですくってザルにあげる。
  火を止めて10秒数えてから豚肉を入れて火を通し、ザルにあげる。
5.小松菜はしっかり水気を絞って4cm長さに切り、Aと和える。
  れんこんは水気を拭き取ってBと和える。豚肉は水気を拭き取ってC、刻み海苔、
  三つ葉と合わせて和える。
6.ごはんを弁当箱にしき詰め、豚肉を載せ、薄切りレモンで仕切りをして副菜を並べる。

久慈暁子アナウンサー:
3個を18分以内に。できるんですか?

和田明日香さん:
久慈さん次第です。

だいたい18分で、3品入ったお弁当を作ることができるのでしょうか。

鍋でお湯を沸かしている間に材料をカット。ちくわは薄い輪切り、三つ葉はざく切りに。
次はレンコンをカットしますが、ここで時短技が!

和田明日香さん:
茹でる時間を短縮するために薄ければ薄いほどいいんですよ。それを包丁でやろうとすると
もう朝からイライラするから。

おかずとおかずの仕切りに使うのはレモン。殺菌効果も期待できるそうです。
しっかり水気をきっておきましょう。

和田明日香さん:
水分はお弁当の大敵なので。腐りますね。水って本当に腐るのが早いから。
もう1つ大敵なのは冷まさなきゃダメっていうこと。
湯気が(お弁当に)こもるとそれが結局水分になって、そこからもう腐っていくので。

お弁当に入れるご飯も先にボウルに入れ冷ましておきます。
材料を切り終わったら3つのボウルを用意し3種類の和え衣を作ります。

メインの「韓国風やわらか豚しゃぶ」はごま油・コチュジャン・味噌を混ぜ合わせます。
「こまツナ和え」はツナ・マヨネーズ・ポン酢。「シャキシャキれんこんの梅和え」は
ちくわ・すりごま・梅ペースト・醤油を混ぜ合わせておきます。

残り時間10分ほどで下ごしらえは完了!

和田明日香さん:
そしたらお湯が沸いたので、まずは小松菜を茹でます。

小松菜は束のまま鍋の中へ。茹でたら冷水で冷まし、水気を絞っておきます。
続いて、同じお鍋に今度はレンコンを投入。

久慈暁子アナウンサー:
同じお湯でいいんですか?大丈夫なんですか?

和田明日香さん;
大丈夫です。野菜、野菜、お肉(の順)にすれば大丈夫です。
お肉先にやっちゃうと、やっぱりアクとか臭みがお湯の中に出ちゃうので。

久慈暁子アナウンサー:
これ同じ野菜で1分だったら、一緒にできないんですか?

和田明日香さん:
それでもいいか!いいこと言った。

茹でた後で仕分けやすい野菜同士なら、一緒に茹でちゃってもOK!
レンコンも1分茹でたら、冷ましておきます。

和田明日香さん:
火を止めちゃってください。少し冷ましてから豚を入れます。

久慈暁子アナウンサー:
冷ましてから?

和田明日香さん:
止めてから10秒くらい待って豚を入れます。

豚肉は余熱で火を入れることで、より柔らかく仕上がるんです。
この時点で残り時間は5分を切っていますがまだ1品も出来ていません。
だいたい18分で作れるお弁当、どんな出来栄えになるのでしょうか。

和田明日香さん:
そしたら小松菜を4、5㎝にざくざく切ります。
和えておいたツナに小松菜を入れて混ぜます。これで、小松菜のおかずは完成。

小松菜は、ツナが入ってボリューミーな「こまツナ和え」に。

レンコンは、ちくわ、すりごま、梅ペースト、醤油と和えて
食感が楽しい「シャキシャキれんこんの梅和え」に。

柔らかく茹でた豚肉は、コチュジャン・味噌などの あえ衣に絡ませ、
海苔と三つ葉も加えて、食欲そそる「韓国風やわらか豚しゃぶ」に。

調理開始から15分40秒で3品のおかずが完成しました。

残り時間2分!あとは盛り付けるだけです。

和田明日香さん:
もうここはセンス。ご飯の上にお肉が乗って、小松菜をレモンで仕切る。
空いているところにレンコンを入れてフィニッシュ。

和田明日香直伝 「まとめ茹で弁当」、完成です!
「韓国風やわらか豚しゃぶ」と「こまツナ和え」「シャキシャキれんこんの梅和え」が
ご飯の上に並ぶ贅沢なお弁当。

和田明日香さん:
ツナとか梅とかこの海苔の香りとか、何か1つうまみとかアクセントになるものを
それぞれ1つずつ入れると、たったこれだけの世界でも、いろいろ楽しめるかなっていう。

さらに!和田さんからもうひとつ、とっておきのお弁当レシピを伝授してもらいました。

スープジャーで超簡単!『入れっぱなしスープ弁当』

<材料(0.38L>
緑豆春雨・・・10g
干し椎茸・・・1枚
ささみ・・・1本
万能ねぎ・・・1本
ニラ・・・2本
えのき・・・10g
熱湯・・・250ml
味噌・・・小さじ1
鶏がらスープの素・・・小さじ1
ごま油・・・小さじ1

<つくりかた>
0.スープジャーは事前に熱湯を入れて5分ほど温めておくと保温効果UP!
  具を入れる直前に湯を捨てる。
1.スープジャーに、キッチンバサミでいしづきから切り離したえのき、
  キッチンバサミで斜め薄切りした鳥のささみ、
  キッチンバサミで4cmの長さにカットしたニラと万能ねぎ、
  細かくちぎった干し椎茸、春雨を入れる。
2.味噌、鶏がらスープの素、ごま油を加えて、熱湯を注ぎ、蓋をする。
  食べるときに箸やスプーンでよく混ぜる。
※ジャーの容量によって熱湯の量は要調整。調味料も調整してください。

スープジャーに熱湯を入れて5分ほど温めお湯を捨てたら、
エノキ、ささ身、ニラ、万能ネギをキッチンばさみでカットして、どんどん入れていきます。
干しシイタケは手で割って、春雨を入れます。
そして、味噌、鶏ガラスープのもと、ごま油を加えて、熱湯を注いだら…
あとはお弁当の時間まで待つだけ!

『入れっぱなしスープ弁当』最大のポイントは「スープジャー」を使うこと。
ちょうど朝入れた食材がゆっくり保温調理されて、お昼ごろに出来上がります。

和田明日香さん直伝「まとめ茹で弁当」と「入れっぱなしスープ弁当」。
皆さんも是非、試してみてください。

(「めざまし8」『和田明日香の だいたいクッキング』 3月15日放送)