健康寿命を延ばしながら医療費を圧縮することを目指して、宮崎県高鍋町と東京のIT企業が連携協定を結んだ。

AIが食事を栄養計算

高鍋町と連携協定を結んだのは、東京に本社があるIT企業のライフログテクノロジー。

今回の協定は、ライフログテクノロジーが開発した健康管理用のスマートフォンアプリを活用して町民の健康づくりを後押しするもので、町ではまず職員を対象にした実証実験を始め、2022年夏ごろをめどに、対象を町民に広げていく予定。

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この健康づくり協定の柱となるのが、スマホ用アプリ「カロミル」。

毎日の食事をスマホで撮影するだけで、AIがカロリーや栄養素を解析しデータ化。さらに、体重計や血圧計の画面もデータ化することができ、生活習慣病の予防や健康寿命を延ばす効果が期待されている。

町民が健康になることで医療費も削減

高鍋町・黒木敏之町長:
町としてはもちろん(町民が)健康で幸せな暮らしができることと、もう一つは健康になれば医療費が下がるということ。これは非常に大きなメリットにつながると考えています

高鍋町はスマホの利用に不安のある高齢者などをサポートする「健康アンバサダー」を町内に配置して、この取り組みを進めて行く方針。

一方、ライフログテクノロジーは高鍋町内に開発拠点を持つ優位性を生かし、この取り組みで蓄積された多くのデータを使ってアプリを改良していきたいとしている。

(テレビ宮崎)

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