健康な体づくりに必要な筋肉を貯める「貯筋」。日常生活の中で意識して動かすことが必要だ。専門家に聞いた簡単な「貯筋エクササイズ」を紹介する。

大腿四頭筋や肩甲骨回りを鍛える

宮崎善仁会病院の川端利彦医師は、NPO法人日本健康運動指導士会にも所属し、健康づくりのための運動の普及や指導などを行っている。

貯筋について尋ねると…。

宮崎善仁会病院 総合健診センター・川端利彦医師:
筋肉を貯めるということです。しかし、貯めるためには、今まで以上に筋肉を多くする、強くする、そういう工夫を意識して貯めるのがいいと思います

「貯筋」のポイントについて語る川端利彦医師
「貯筋」のポイントについて語る川端利彦医師
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筋肉をためることで代謝が上がり、動作がスムーズになるという。

特に効率よく貯筋するためには、下半身では大腿四頭筋、上半身では肩甲骨回りなど、大きな筋肉やそれに連動する部分を鍛えることが重要だ。

また、日常生活の中で意識して動かすことが必要となる。

宮崎善仁会病院 総合健診センター・川端利彦医師:
例えば、階段を上るときには足の裏全体を使って上がるのではなく、足の前半分(前面)を使って上るようにしましょう

また、かばんをいつも掛ける肩と反対の肩にかける、ペットボトルを持つ時はいつもと反対の手で取り持ち替える…などを意識してほしい。

座ったままでもOK 簡単エクササイズ

続いて、簡単な「貯筋エクササイズ」を紹介。

宮崎善仁会病院 総合健診センター・川端利彦医師:
手のひらを自分に向けて、肘を90度に上げてください。それを息を吸いながら、水平に広げていきます

手のひらを外に向け、グーっと頭の上へ。無理をせず上げられるところまで上げる。

そして、元の位置へ戻す。

 
 

宮崎善仁会病院 総合健診センター・川端利彦医師:
肩甲骨が寄っているという意識を持つとより効果が増しますので、意識してください

腕が上がらない場合は胸の下で腕を曲げ、水平に広げ肩甲骨を動かす。

また、椅子に座ったままでも行うことができる。

宮崎善仁会病院 総合健診センター・川端利彦医師:
20歳から30歳をピークに筋肉の量はどんどん落ちていきます。しかしながら、筋肉の質は変わらないです。ぜひ、望みを持って貯筋に取り組んでいただきたいです

宮崎県のウェブサイトでは、川端医師が監修した「1130体操」の動画を公開している。皆さんも「貯筋」を試してみては。

(テレビ宮崎)

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