大手回転寿司チェーンの「くら寿司」が新たな取り組みをスタート。

AIを使って養殖 効率的に育てられたマダイ

数あるメニューの中でも、3月11日から期間限定で登場する注目の一皿が、プリッとした脂が乗った身に甘みが広がる、その名も愛媛県産「AI桜鯛(一貫)」110円(※全国のくら寿司で3月11日~15日の期間限定販売)!

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いったい、どんなものなのか?

くら寿司 広報部 小坂博之さん:
AI技術を駆使して生産した桜鯛

AIつまり人工知能を使って養殖したマダイだという。

くら寿司では、レギュラーメニューのマダイ(「極み熟成真鯛」220円)も養殖なのだが、その違いとは?

AI養殖の実力が発揮されるのが餌やり。AIが魚の食欲を解析し、適切な量とタイミングを判断するという。

そのため、食いつきが悪くなると、自動的に餌やりをストップ!これにより、効率的にタイを成長させることが可能になるという。

くら寿司 広報部 小坂博之さん:
(餌を)手でやる方法だと1日に2回も3回もいけすに足を運んで、労働面の負担がある。タイマー式だと魚があまり食べない時間がどうしても発生してしまう。適正なタイミングや量を、AIが学習しながら餌やりできるので効率化ができる

その結果、身の締まりがいいタイに育ち、無駄な餌が減るため水質も改善。今後はマダイ以外のAI養殖も増やしていく予定だという。

広いいけすで養殖 歯ごたえ抜群の養殖ハマチ

こだわりの養殖ネタを扱う大手回転寿司チェーンは他にも。
スシローで人気だというのが、1日数量限定の「はまち」110円のにぎり。

実はこちらのハマチも養殖なのだが、こだわりは「薄飼い」という手法。広い「いけす」で、少ない数のハマチを育てることで、自由に泳ぎ回れる環境を実現。

これにより身の締まりがよくなり、歯ごたえ抜群のハマチに育つという。

このような魚の数を調整しての養殖は、はま寿司のブリ「活〆ぶり(四国・九州産)」110円(※一部店舗で産地・商品内容が異なる場合がある)でも導入されている。

脂ののった、おいしいブリに育つという。

(「めざましテレビ」3月8日放送分より)