親から受け継いだ「親からレシピ」

まもなく新年度で親元を離れる人も多いシーズン。
みなさんが親から受け継いだ料理のレシピ、いわゆる「親からレシピ」について調べました。

18歳女性A:
春から大学生になります。1人暮らしをすることになっています

18歳女性B:
レシピ、肉じゃがの作り方とか教えてもらいました

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都内で10代から30代の100人にアンケートしたところ、49人が「親からレシピがある」と答えている。

そこで「思わず試してみたくなる!秘伝の親からレシピ」を大調査。

まずは「親から受け継いだレシピ」を街で聞いてみると。

20歳女性A:
卵豆腐をぐちゃぐちゃにして、卵の液と一緒に混ぜて焼く。めっちゃふわふわな卵焼きができます

20歳女性B:
すき焼きですね。煮詰まった後にメッチャ砂糖入れるんですよ。大量にば~って
めちゃ甘くなるんですよ~お肉が

ーー味はどうなる?

20歳女性B:
めちゃ甘くなるんですよ~お肉が

そして福島県出身、21歳女性の「親からレシピ」。

福島県出身・21歳女性:
筑前煮を教えてもらいました。作るたびにやっぱりお母さんの味がいいなってなります

ーー何が違う?

福島県出身・21歳女性:
え~愛情かな?

ユニークな「親からレシピ」も

20歳女性C:
ひじきパン。小さいときから食べていて、こうやって作るんだよって教えてもらって作っています

材料はホットケーキミックスとスキムミルク、そして乾燥ひじき。

これをしっかり混ぜてホットケーキの要領で両面を焼く。

ヘルシーで栄養もたっぷり「ひじきパン」のできあがり。

気になるお味は…

小山内鈴奈アナウンサー:
おいしい!味はホットケーキなんですけど、ひじきがアクセントになっていて、ほんのり磯の風味が広がって飽きのこない味ですね

味はほぼギョーザ「うどん焼き」

さらに、こんなレシピも!

27歳女性:
お母さんから「うどん焼き」っていう料理を教わって、味がほぼギョーザなんですけど、ギョーザが食べたいときに食べます

材料はうどんにひき肉、ニラ、卵に塩。

うどんを短く切って材料をまとめて、かき混ぜる。

フライパンで両面をしっかり焼いたら「うどん焼き」の完成。ポン酢をつけていただく。

小山内鈴奈アナウンサー:
うどんがモチモチしているのとニラのシャキシャキ感が合わさって、これはちょっと新食感ですね

新感覚!レタスで納豆を挟んで食べる「納豆ごにゃごにゃ」

そして謎の「親からレシピ」も…

19歳女性A:
納豆ごにゃごにゃです。おいしいんです、すごく

母親が命名したという「納豆ごにゃごにゃ」。作り方は納豆に刻んだ長ネギ、そして梅肉を「ごにゃごにゃ」と混ぜるだけ。

これをレタスで包んで食べる。

小山内鈴奈アナウンサー:
これは合う!レタスと納豆って合うんですね。梅とネギがさっぱりとしていいアクセントになっています。これは納豆好きにはたまらないですね

余り物を有効活用「おでん汁丼」

続いての女性は余りものを有効活用した「親からレシピ」。

20歳女性D:
おでんのあまったスープを、もったいないからどんぶりにして食べるっていうのを教わりました。家庭の味。親を思い出しますね

作り方はとっても簡単。余ったおでんのだし汁に溶き卵を入れて煮るだけ。

あとはお好みでネギなどの薬味を入れてご飯にかければ、完成。

小山内鈴奈アナウンサー:
おでんの残った汁だけでこんなしっかりした味付けになるんですね。これはビックリです

50年近く代々受け継がれるミートソース

社会人2年目、熊本県出身の男性は母親からレシピノートを受け継いでいるという。

熊本県出身・荘林寛士さん(23):
ミートソースのレシピです。LINEで送ってもらって

母親が送ってくれたミートソースの手書きレシピ。材料はもちろん、調理工程も番号をふって、こと細かに書かれている。

たっぷりの野菜を使い、シイタケのだし汁でおいしさを引き立てたミートソース。

実はこのレシピ、祖母から母、母から息子へと50年近く受け継がれているという。

母・荘林雅子さん:
私が教えたのを作ってくれているっていう点ではうれしいですね。野菜もいっぱいとれるけん。子供ができたら受け継いでくれるとうれしいですね

「親からレシピ」のベスト3

ここからは、街の人に聞いた「親からレシピ」のベスト3を発表。
第3位は日本の食卓には欠かせない「みそ汁」。

そして第2位は大人から子供まで、みんな大好き「カレーライス」。

カレーライスは家庭によって、それぞれこだわりレシピがあるようで…

26歳女性:
ひき肉を入れて作っています。ウチは。お肉だけひき肉に変えてっていう感じで。ウチのカレーが一番です

20歳女性E:
親戚が北海道にいるんで、夕張メロンを送ってくれるんですけど、夕張メロンをカレーに入れていたりはします。まろやかに食べられます

1位の発表の前にご当地「親からレシピ」をご紹介。青森県出身の女性は…

青森県出身・22歳女性:
受け継いだレシピは、八戸せんべい汁。歴史がある料理なので、自分が好きというのもあるんですけど、それをちゃんと後世にもつないでいきたいなと思っています

青森出身小山内アナの「親からレシピ」を紹介

青森と言えば、生まれも育ちも青森県。上京して1年の小山内アナウンサーにも母親から受け継いだレシピがある。

小山内鈴奈アナウンサー:
私の受け継いだレシピは「卵みそ」です。大好きな料理のひとつです

作り方は至ってシンプル。鍋でかつおのだし汁とたっぷりのみそを混ぜる。

そこに溶き卵を加えて弱火でかき混ぜ、卵が半熟、とろとろになったら、ご飯とも相性抜群の青森名物「卵みそ」の完成。

ひと口食べてみると…

小山内鈴奈アナウンサー:
青森?私が生まれ育った青森が見える。この卵とみその素朴な、でもご飯にあう懐かしい味。お母さん、わー(私)は今、遠く離れた東京で立派に働いています

みなさんも是非お試ししてみては?

第1位は大定番の「卵焼き」

「親からレシピ」第1位は家庭料理の大定番「卵焼き」。

この春、就職のため兵庫県から上京する女性も母親から「だし巻き卵」のレシピを教わったばかり。

19歳女性B:
お母さんのご飯が食べられなくなっちゃうので、近い味のものを食べたいなと思ったら作りたいと思います

母:
これからちょっと会えなくなるねとか2人で言っていたので、その時に作ってもらえると思い出してもらえるのかなとか。話すきっかけもできるかなと思うので、ちょっとずつ練習してもらえたらなと思います

スタジオでは…

三宅正治アナウンサー:
やっぱり料理で家のことを思い出してくれるのは親からするとすごく嬉しいと思うですけど、井上さんはどうですか?受け継いだ料理

井上清華アナウンサー:
目星はつけているんですけど、まだ正式にはちょっと受け継いでないなって思ってたんですけど、今見たらレシピノートは上京したときにもらってました。家帰ったら開きます。思い出しますお母さん

(「めざましテレビ」3月9日放送より)