大雪の影響で路面状況が悪くなり、事故や車がはまって動けなくなるスタックが相次いでいる。どうすれば自力で脱出できるのか。さらに朝晩はツルツルの路面が出現。冬道運転のポイントを探った。

電話がつながらないほど「雪埋まり」の救助依頼が殺到

長岡伶奈 記者:
住宅街の入り組んだ道には雪が多く残っていて、非常にスタックしやすくなっています

雪道にタイヤが埋まり動けなくなるスタック。JAFには救助を要請する依頼が相次いでいる。

JAF 札幌支部 小泉雅之さん:
電話自体がつながらないこともあり、雪に埋まったことの救助依頼が殺到しています

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異例の大雪に加え、なかなか進まない生活道路の除排雪。気温も上がり雪に埋まる恐れがまだまだある北海道。どんなことに気を付けたらいいのだろうか。

JAF 札幌支部 小泉雅之さん:
車の下周りを含めた除雪が重要。除雪しないで試しに出てみる人がいるが、除雪をしたあとに車を移動するのが大前提です

もし車が埋まったら…5段階の脱出方法 

すぐにJAFや周囲の手助けを得られないケースもある。なかなか救助が来ない場合、自力で脱出するためにはどうすべきか。

福井県の自動車販売会社が、スタックした時の脱出の手順をわかりやすく動画で紹介してくれている。

スタック脱出の手順は以下の通り。

(1)スコップを使って、タイヤの周りや車の下を念入りに除雪する
(2)車を前後に動かす。ポイントは"来た道を戻る"こと

(3)車が動かない時は、進む方向のタイヤの下にスタック用の"ヘルパー"をセット
(4)急発進せず、ゆっくりとアクセルを踏むことが重要
(5)ヘルパーがない場合は、タオルやダンボールなども代用できる

スリップ事故382件 「白線の上」は要注意

スタック以外に雪道で気を付けたいのが、凍結路面でのスリップ事故だ。

札幌市内で撮影されたドライブレコーダー映像には、雪で見通しが悪い中を走行する車が、スリップした車と衝突する瞬間が捉えられていた。

これからの季節、日中はプラス気温となって、溶けた雪で朝晩はツルツルの路面になる可能性もある。

警察によると、この冬に北海道内で起きた人身事故は2700件以上。このうちスリップが原因の事故は382件だった。

命を落とす可能性のあるスリップ事故。滑りやすい場所はどんなところなのか。

JAF 札幌支部 小泉雅之さん:
日陰があるとスリップする危険性がある。日が当らないので凍結している可能性があります。横断歩道など、白線の上は路面が凍結しているところもあります

日陰のほか横断歩道の白線の上は、路面が凍結しやすく特に注意が必要だ。

スリップ事故にあわない為にも、「急ブレーキ・急発進・急ハンドル」は行わないといった慎重な運転も必要だ。

万が一に備えて 車に積んでおきたいグッズ

最後にスタック脱出に必要なものをおさらい。

・スコップ
・スタックヘルパー
・タオル、段ボール、毛布、上着(ヘルパーがない場合)
・けん引ロープ
・砂

車には常に、万が一に備えた道具を積んでおき、路面の状況をみて運転するよう十分に注意してほしい。

(北海道文化放送)