ロシアによるウクライナ侵攻を受け、岸田首相は25日の臨時記者会見の中で、現地に在留する日本人のポーランド経由の退避支援について具体的に明かし、日本人の保護に全力で取り組む姿勢を強調した。
岸田首相は会見で、「ウクライナ人家族を持っている人など、自らウクライナに残ることを希望する日本人が約120人いる」と述べた上で、安全の確保のために最大限努力する考えを示した。
そのうえで、ウクライナの隣国のポーランド経由で退避する場合の支援について具体的に言及。
岸田首相は、ウクライナ西部の都市・リビウに臨時の連絡事務所を設置したこと、ポーランド政府から円滑な受け入れについて協力が得られる予定であること、ポーランドから他国へ移動するためのチャーター機をすでに手配済みであることを挙げた。