4月後半には焼け跡から新しい緑が

愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」で2月9日、日本庭園の「芝焼き」が行われた。

害虫を駆除し、芝生が良く育つためなどに行う芝焼き。日本三大名園のひとつ、岡山県の「後楽園」の恒例行事でも知られる春を告げる風物詩だ。

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愛・地球博記念公園の日本庭園でも2006年から毎年行われているが、県内で見られる機会は数少ないという。

2022年は、火付けの体験もしながら来場者に披露する催しが2月5日に予定されていたが、雪が降ったため延期され9日に行われた。

竹の棒の先に巻き付けた布切れに灯油を含ませて点火し、午前11時ごろから庭園の管理を請け負う団体のメンバーら約20人が、次々と芝に火をつけていった。

9日は乾燥していたこともあり、ゴルフ場のラフのような芝に火をつけると瞬く間に広がり、周囲が白い煙に包まれた。

作業を終えると、日本庭園の4カ所、あわせて2560平方メートルの芝が黄金色から真っ黒に…。

真っ黒になった芝は今後、雨で色が薄くなって地面に馴染んでいき、4月後半ごろから緑に芽吹き始める。

(東海テレビ)

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