愛媛県内でも受験シーズン本番。最後の追い込みの受験生のため、グルメで合格祈願!
験担ぎの定番の“カツ”丼や“落ちない”ソフトクリームなど、愛媛の「勝ちグルメ」を紹介する。

2つの“勝利”で合格間違いなし?

愛媛・新居浜市の「ドン★ぶり屋」は、カツ丼や天丼、ローストビーフ丼など、約30種類の丼物が楽しめる人気店だ。

約30種類の丼物が楽しめる「ドン★ぶり屋」
約30種類の丼物が楽しめる「ドン★ぶり屋」
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こちらの店舗では、周辺の塾に通う中学生や高校生も多く利用していて、店では、受験生のために「勝ちグルメ」を考案している。

ドン★ぶり屋・白石尚也店長:
「ウイナーカツ丼」です。受験生のためにボリュームアップしています

受験に「勝つ」でおなじみの「カツ」丼が、「勝ちグルメ」仕様で登場した。

ドン★ぶり屋・白石尚也店長:
受験生の皆さんに、元気に頑張ってもらえればと思って。丼といったらカツ丼のイメージが強いので、カツ丼の注文は多いですね

ドン★ぶり屋・白石尚也店長
ドン★ぶり屋・白石尚也店長

店でも人気のカツ丼は、カツをタマゴでとじないスタイルだ。

ドン★ぶり屋・白石尚也店長:
ご飯の上に卵を置いて、玉子丼の上にカツを乗せている感じ

地元産のしょうゆを使った、ほんのり甘い味付けのカツ丼をベースに…

ドン★ぶり屋・白石尚也店長:
勝負メシ仕様なので、桜の花びらをイメージして

切れ込みを入れたウインナーを油で揚げると、あら不思議! 丼にサクラサク!

仕上げにピンクのエビそぼろで「合格」の2文字を形どり、完成だ。トンカツとウインナーの2つの「勝利」で、験を担いでいる。

トン“勝つ”と“ウイナー”で験担ぎ
トン“勝つ”と“ウイナー”で験担ぎ

受験生:
だしまき卵がきいていて、とてもおいしかったです。合格と書いていて、色もきれいで

受験生:
量もちょうど良くて、おいしかったです。これを食べたら受かりそうな気がして、残りの受験勉強を頑張れる

ドン★ぶり屋・白石尚也店長:
笑顔で「おいしかったよ」と言ってもらえらたら、作りがいがあります。体調管理を万全に整えて、頑張ってほしいです

逆さまでも“落ちない”ソフトクリーム

続いての「勝ちグルメ」は、西条市から。
イタリアのアイスクリーム「ジェラート」を中心に扱う専門店「Vita」は、石鎚山の湧き水と希少な糖を含んだシロップを使った、風味豊かな味わいが特徴。

ジェラート専門店「Vita」
ジェラート専門店「Vita」

店長の佐々木智之さんは、日本ジェラート協会が認定する「ジェラートマエストロ」だ。

Vita・佐々木智之店長:
「自家製ソフトクリーム」です。ソフトクリームを逆さまにしてください。傾けてください

内木敦也アナウンサー:
おーっ! スゴっ! 重力に逆らうようにキープしてます! 落ちません! 落ちない…落ちない、試験に落ちない!

試験に“落ちない”ソフトクリーム
試験に“落ちない”ソフトクリーム

「落ちない」秘密は、ソフトクリームのキメの細かさにある。
クリームを冷やして固める際の空気の含有率を細かく調整することで、つきたてのお餅のような密着感と食感が生まれるという。

内木敦也アナウンサー:
本当にまろやかで、口の中にふわっとミルクの濃厚さが広がっていきます

Vita・佐々木智之店長:
「滑らない」「落ちない」、なめらかにすっと合格してほしい。味も落ちない。ハズレじゃないという

Vita・佐々木智之店長
Vita・佐々木智之店長

“他”を“抜く”…必勝たぬきまんじゅう

続いての「勝ちグルメ」も西条市から。

内木敦也アナウンサー:
西条が誇る銘菓「たぬきまんじゅう」です

西条で生まれた「たぬきまんじゅう」は、粒あんを桃山生地で包んだ一口サイズのまんじゅうで、90年前の1932年、昭和7年から作られている。

西条銘菓「たぬきまんじゅう」
西条銘菓「たぬきまんじゅう」

西条市の大気味神社の木に住んでいたとされる知恵狸「喜左衛門狸」の伝説をモチーフにしていて、地元はもちろん、愛媛を代表するお菓子のひとつとして親しまれている。

知恵狸として伝わる「喜左衛門狸」
知恵狸として伝わる「喜左衛門狸」

たぬき本舗・森貴則専務:
武運を祈って作った「必勝たぬきまんじゅう」です

まんじゅうに刻まれたのは、「必勝」の焼き印。
「必勝たぬきまんじゅう」は、通常の「たぬきまんじゅう」と比べて約3倍もの大きさで、中には「必勝」にちなんで、愛媛県産の「勝栗」が入っている。

たぬき本舗・森貴則専務:
(喜左衛門狸が)狸の化かし合いに勝っただとか、小豆に化けて戦いに行って、味方を勝利に導いたという武勇伝の伝説からヒントを得て作りました。「たぬきまんじゅう」だけでは、また落ち込んでいくと思うので、新商品を開発

たぬき本舗・森貴則専務
たぬき本舗・森貴則専務

実は、たぬきまんじゅうは、2018年に後継者不足などを理由に一度製造が終了した。
しかし、事態を惜しんだ森さんの父・達正さんが事業を継承し、親子で地域の銘菓を復活させた。

たぬき本舗・森達正社長
たぬき本舗・森達正社長

「必勝たぬきまんじゅう」には、狸の伝説とともに、作り手たちの「あきらめない思い」も込められている。

たぬき本舗・森貴則専務:
受験生の最後の一押しになるような。たぬきまんじゅうなので、「他」を「抜く」ように頑張ってもらえたら

(テレビ愛媛)

テレビ愛媛
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