稲に被害を及ぼす「斑点米カメムシ類」の多発が懸念されるため、愛媛県全域に注意報が13日に発表されました。

「斑点米カメムシ類」は稲の養分を吸い玄米に黒い点を生じさせて品質を下げる害虫。アカスジカスミカメやクモヘリカメムシ、イネカメムシなどがあたります。

愛媛県病害虫防除所によりますと、県内の田んぼを7月中旬から8月上旬に広い範囲で調査したところ、「斑点米カメムシ類」の発生した地点の割合が32.1%と、平年より7.4ポイント増加。7月の定点の調査でも54.5%で発生し、平年より20.1ポイント上回っていました。

また気象庁が8月2日に発表した1カ月予報で四国地方は平均気温が高く、降水量は平年並とされ、やや発生しやすい状況にあるとして、病害虫の注意報を出しました。

稲に穂が現われる直前の除草は、「斑点米カメムシ類」を田んぼに追い込む恐れがあるため、注意を呼びかけています。

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テレビ愛媛
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