東京都によると、4日時点で、新型コロナウイルスの重症者向けの病床使用率が17.4%にのぼることが分かった。これはオミクロン株の特性を踏まえた治療をすることができる病床で、750床に対して131人が入院治療を受けているという。これは、前日のオミクロン株特性の重症者は129人・病床使用率は17.2%だった。
東京都は、緊急事態宣言の要請を検討する際の新たな指標を策定。その中で、医療提供体制については、オミクロン株向けの重症病床の使用率か、入院患者で酸素投与が必要な人の割合のどちらかが、30%から40%にのぼった場合とされている。
また感染状況については、新規感染者数の7日間平均が2万4000人以上となった場合とされている。医療提供体制と感染状況の両方の指標が、基準値に達した場合、国への緊急事態宣言の要請を検討するという。