安倍元首相は、1日に亡くなった作家で元東京都知事の石原慎太郎氏について「憲法改正に向けた情熱を燃やし続けてこられた。そのたいまつの炎をたやさずに力強く憲法改正に取り組んでいきたい」と述べた。

安倍元首相は3日、自身の派閥の会合で、石原氏が憲法の前文について「美しくない文章と述べていた」と振り返った上で、「憲法改正に向けて情熱を燃やし続けてこられた方だ。そのたいまつは私たちに託された。しっかりとこのたいまつの炎をたやさずに、力強くその火を掲げながら憲法改正に共に取り組んでいきたい」と語り、改めて憲法改正への意欲を示した。
また首相時代に、「日本維新の会」の代表を務めていた石原氏と党首討論を行ったことに触れ「常に国家観、歴史観、そして憲法の問題について大きな議論になったことを今でも思い出す」と語った。
石原氏は、安倍元首相が率いる派閥に所属していたこともあり、安倍元首相は2日、東京都内の石原氏の自宅に弔問に訪れていた。