3日から17日間に及ぶ参議院選挙の争点と勝敗のポイントについて、国会記者会館から、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
石破政権発足以来、衆議院で少数与党となる中、参議院の結果によって政権の枠組みが変わる可能性もあり、この選挙は「事実上の政権選択選挙」との見方もあがっています。
最大の争点は、喫緊の課題となっている物価高対策で、与党が速やかに実施できる国民1人あたり2万~4万円の給付策を掲げるのに対し、多くの野党が消費税の減税や社会保険料の引き下げを訴えています。
また、コメ・エネルギーの価格高騰対策でも論戦が交わされるほか、トランプ大統領の発信で先行きの不透明さが増す日米関税交渉の展開にも注目が集まります。
そして勝敗ですが、衆議院で少数与党となっている与党側が非改選の議席とあわせて参議院の過半数を維持できるかが最大の焦点です。
今回の選挙は、248議席のうち、125議席を巡って争われます。
与党の非改選の議席は75あるため、今回50議席を確保すれば全体の過半数を維持できますが、過半数割れとなれば進退や連立を巡る動きが加速するとみられ、重要な選択の選挙となります。