世界各地で感染拡大するオミクロン株をめぐって変異を重ねた“亜種”が存在していることが明らかになってきました。

その感染力は、オミクロン株を上回ると指摘する専門家もいます。めざまし8は、すでに“亜種”が広がりをみせるデンマークを緊急取材しました。

さらに変異「感染力2倍」“ステルスオミクロン”

デンマーク国家血清研究所アナス・フォムスゴー主任医師
現在、デンマークのステルスオミクロンは全感染者の65%を占めています。オミクロン株よりステルスオミクロンの方がはるかに感染力は強いです。

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取材にこう話したのは、デンマークの国立研究所で新型コロナ研究を行うアナス・フォムスゴー氏。

今、デンマークでは、オミクロン株がさらに変異を重ねた亜種「ステルスオミクロン」が急速に広がっているというのです。感染力はオミクロン株の2倍との分析結果もあります。

さらに、ステルスオミクロンはすでに世界40カ国以上で確認されていて、日本でも、すでに198例を確認、今後「ステルスオミクロン」が増えていく可能性があるといいます。

感染力が高いとみられているステルスオミクロン。どこまで拡大する可能性があるのでしょうか?

更なる変異“ステルスオミクロン”とは?

日本の空港検疫1826例を分析したところ、従来のオミクロン株(BA.1)が1626例で全体の約89.1%、ステルスオミクロン(BA.2)が198例で全体の約10.8%となっています。

ただ、これは空港検疫なので街中ではこれほど広がっていないと考えられます。

今後、街でステルスオミクロンの感染が広がっていったらどうなるのか?東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授に聞きました。

佐藤准教授は、日本で広がったら、第6波が長引く可能性や第7波が来る恐れがあるといいます。

なぜ「ステレス」という言葉が付くのかというと、ステレスというのは「気づかない」という意味で、PCR検査でも気づきにくいとされています。

では、PCR検査で発見することが難しいとはどういったことなのでしょうか?

昭和大学医学部客員教授・二木 芳人さん
PCR検査で新型コロナウイルスだということはすぐに診断がつきます。ですから、その点では気づかないうちにということではないんです。ポイントは、従来のオミクロン株はPCR検査を使うと反応の仕方が違うので、すぐに特定することができるが、ステルスオミクロンはそれがわかりません。それがしっかりわかるようになるには、ゲノム検査でしっかり解析しなければならないので少し時間がかかります。判別がつきにくいのが一つの特徴です。

“亜種”であるステルスオミクロン(BA.2)と、従来のオミクロン株(BA.1)の違いは何なのか?

デンマークの研究所の教授によると、スパイクプロテインの数が従来のオミクロン株(BA.1)と比較したときに10種多いことなどがあげられています。

ステルスオミクロン(BA.2)の特徴についてデンマークの専門家は…

SSI(デンマーク国家血清研究所)アナス・フォムスゴー主任医師は「症状を見ても入院者数を見ても、このウイルスは軽症。さらに従来のオミクロン株(BA.1)と違いはない、しかし特にステルスオミクロン(BA.2)は感染力が強い」と話す。

また、オルボー大学病院感染症科 ヘンリック・ニルセン教授は「従来のオミクロン株(BA.1)より強く、既にデンマークでは新規感染者の5割を占める。1か月以内にはデンマークの圧倒的支配株となるだろう」としている

オミクロン株の“亜種”ステルスオミクロンは、世界49カ国で確認されています。

今後置き換わりが進んでいくのか?拡大するのであれば、新たな株の特徴に見合った対策が求められます。

(めざまし8 1月26日放送より)

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