都民「10人に1人」濃厚接触者のおそれ…病院「職員出勤できない」 保育園“閉園”は過去最多に
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都民「10人に1人」濃厚接触者のおそれ…病院「職員出勤できない」 保育園“閉園”は過去最多に

岸田首相は、新たに北海道など18道府県に「まん延防止等重点措置」を適用する方針を表明した。感染の急拡大とともに増える濃厚接触者。このままいけば、東京は140万人が濃厚接触者になると専門家は警告している。

東京の「10人に1人」が濃厚接触者のおそれ

統計学の専門家は、東京の感染拡大が現在のペースで続いた場合、2月8日時点で濃厚接触者が143万人に上るとの計算結果を示した。これは東京の全人口の約10分の1、つまり「10人に1人」が濃厚接触者になるおそれがあることを物語っている。

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政策研究大学院大学 土谷隆教授:
実際に10人に1人動けなくなるという状況を考えてみないと、社会的に大事な問題になり得る。

病院職員70人が出勤できない状態

今心配されているのが、濃厚接触者が増え続けることで社会生活の維持が困難になることだ。

千葉大学病院提供

千葉大学病院で先週産まれたばかりの赤ちゃんが、元気にミルクを飲んでいる。母親がコロナ感染中に出産したため、赤ちゃんにもPCR検査が行われた。検査結果が母親に伝えられる…。

看護師:
赤ちゃんの2回目の検査結果が出て、大丈夫、問題なし。赤ちゃんは感染してなさそう。

千葉大学病院提供

千葉大学病院では50床のコロナ病床があり、現在の入院患者は12人。一方で気がかりなのが、医師や看護師の感染が相次いでいることだ。

千葉大学病院 感染制御部長 猪狩英俊医師:
現在11人の職員がコロナ陽性となって、出勤できない状態になっております。濃厚接触者もだんだん増えてきておりまして、現在12人の方が濃厚接触者と認定され、出勤を見合わせてもらっております。

今はまだ医療体制を維持できているという。しかし、問題なのは職員の感染が病院内ではなく、帰宅後の家庭生活を通して増えていることだ。

さらに病院内の保育園も陽性者が出たため休園。そうした影響で、現在70人ほどの職員が出勤できない状態だ。状況が悪化すれば今後、診療体制が維持できなくなる恐れがあるという。

千葉大学病院提供

保育園など327カ所閉園…過去最多

オミクロン株による感染の急拡大。影響は生活のさまざまな場面に及びはじめている。

午前8時すぎ、都内の保育園では保護者が子どもたちを送りに来ていた。園児たちは検温と消毒を済ませてから園内に入る。保護者はいつ休園になってしまうかを気にかけていた。

30代保護者(子供3歳・1歳):
仕事をしていますので影響はあります。

30代保護者(子供2人):
仕事ができない環境になるのは非常に厳しいかなと思います。

厚生労働省は24日、全国で全面休園している保育園などが、20日時点で少なくとも27都道府県で327カ所あると発表した。過去最多の数字だという。

かつてないスピードでの感染拡大に保育園側も不安を募らせている。

「当番の人は窓を開けて換気してください」

園児が窓を開けて換気していた。

キャンディパーク保育園 保育士 福田美月さん:
できる限りの感染対策はしているんですけども、これだけ急速に流行してしまうと、もういつどうなってもおかしくないのかなと覚悟しています。

「まん延防止」対象は34都道府県に拡大

東京世田谷区の公園には、24日も長い列ができていた。先週から区内で始まった抗原検査キットの無料配布だ。

大学生(20代):
結構大学で流行ってきてたので、ちょっとやるのは怖いんですけど、陰性が出たら少しは安心できるかな。

1月24日、東京都で新たに確認された感染者は8503人で、月曜日としては過去最多。重症者は12人、病床使用率は36.7%だった。北海道でも1589人の感染を確認し、1000人を超えるのは6日連続となった。

止まらないオミクロン株による感染の急拡大。

岸田首相は、関係閣僚会議で「まん延防止措置」の対象地域拡大を協議。北海道、青森、山形、福島、茨城、栃木、長野、静岡、石川、京都、大阪、兵庫、岡山、島根、福岡、大分、佐賀、鹿児島の18道府県に「まん延防止等重点措置」を適用する方針を表明した。

これで重点措置は合わせて34都道府県に拡大。期間は1月27日から2月20日までで、25日に専門家の意見を聞いた上で正式決定する。

また、岸田首相は月末が期限だった沖縄、山口、広島、3県の期限についても2月20日まで延長する方針を明らかにした。

(「イット!」1月24日放送分より)

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