東京都の小池知事は、17日午後の定例会見で、新型コロナの「オミクロン株」に、新たに2人の感染が確認されたと発表した。

このうちの1人は、アメリカから帰国し感染が判明した女性の濃厚接触者の男性。この男性は、9日と10日に職場に出勤し、12日には川崎市の等々力陸上競技場で、サッカー天皇杯の準決勝を観戦していた。東京都は、男性の家族や同じ職場のあわせて10人を濃厚接触者に認定し、競技場にいた最大80人についても検査を進めていくという。
もう1人感染が確認されたのは、海外からの帰国者。11日に帰国した際、空港検疫では陰性だったが、翌日発症。ゲノム検査の結果、17日、オミクロン株への感染が判明したという。濃厚接触者は家族3人で、いずれも宿泊療養施設で健康観察などが行われている。