3月14日からJR東日本が、全エリアを対象に運賃を改定。
消費税増税時などを除くと、民営化後初、40年ぶりの値上げとなります。
実際にどれぐらい上がるのでしょうか。
普通運賃の値上げ率は平均7.8%。
首都圏を中心とした初乗り運賃は、切符の場合、これまで150円だったのが160円に。
特に山手線は値上げ幅が大きく、東京-新宿間は210円から260円になり、50円値上げされます。
街では「池袋から新宿まで、(交通系ICで)167円が199円?えっ!そんなに変わるの!?結構上がる!ちょっとびっくり」「近年物価高だし、電車まで値上がりは経済的にきつい」などの声が聞かれました。
普通運賃だけでなく定期券も上がり、通勤定期は平均で12%値上がり。
1カ月の通勤定期は東京-新宿間で1550円上がり7840円に。
東京-八王子間だと2万4880円になり、1990円値上げされます。
そうした中、12日、新宿駅では値上げする前に定期券を購入する人の姿がみられました。
定期券を購入した男性は「3カ月分を買いました。普段は1カ月分だけど。新宿から武蔵小金井駅」と話します。
新宿-武蔵小金井間の3カ月定期を購入した男性。
2万7440円の定期代が、14日以降に買うと2万9860円に上がるため、早めの購入に踏み切ったといいます。
定期券を購入した男性は「(2000円は)大きいですよね。少しでも金額が安くなれば、その分、いろいろ食費とか回せる」と話しました。
定期券の駆け込み購入する人の増加が予想される中、JR東日本では13日まで、みどりの窓口の営業時間を延長するなどの対応をとっています。
一方、今回の値上げに伴い、気になる逆転現象が起こるのです。
ホームページで安さをアピールするのは京王電鉄。
実は、京王線で八王子-新宿間の1カ月の定期券を購入した場合、これまではJRの方が340円安く購入できていましたが、14日以降は逆転。
京王線の方が3410円割安になるんです。
JR東日本の定期券は、いつ買い替えるのがお得なのか。
鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに聞きました。
鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:
(JR東日本の)通勤定期券は2週間前から買えますから、値上げ前日の3月13日なら、3月27日から有効の定期券を購入可能。たとえば4月1日が入社日だと、(値上げ前に)買う方がお得かなと。みなさまのケースで異なるので、計算していただくしかない。
JR東日本によると、値上げの背景には利用者の減少や物価高騰などがあり、値上げに伴う増収はホームドア整備といった安全対策や設備投資などに充てられる予定です。