12月8日から日本郵便が開始した新サービス、通話アプリ「LINE」で年賀状が作れて「LINE」で送れる年賀ハガキ不要の「スマートねんが」。

この記事の画像(18枚)

SNSの普及などで年々、年賀はがきの発行枚は2010年の38億2050万枚から2021年の18億2536万枚に減っている。

実際、街の若者世代は…

10代学生:
(年賀はがきは)出さないです。全部LINEです

10代学生:
友達から届いても返さない。面倒くさい

こうした中、今回の新サービスに日本郵便は…

日本郵便 郵便・物流事業企画部切手・葉書室 西村哲担当部長:
温かみがあって、手軽に出せる美味しいとこ取りをしたサービス

「はがき不要」スマホ完結型の新たな年賀状

日本郵便のLINEアカウントから「スマートねんが」にアクセスし、200円~500円のパックを購入。

送信は2022年の元日からとなり、期間中は何人でも、何通でも送り放題。

作成手順は、裏面のデザインを選び写真やスタンプを挿入。

さらに動画や音声、動くスタンプの挿入も可能。

後に表面に宛名などを入力して送信すれば完了。
※送信は1月1日午前0時から可能

届いた「スマートねんが」があれば、「LINEポイント」が当たるデジタルおみくじにも参加可能。
※1枚につき1回参加可能 1月10日までに閲覧した方が対象

このシステムについて担当者は…

日本郵便 郵便・物流事業企画部切手・葉書室 西村哲担当部長:
紙の年賀状だと抽選日まで当たったか分からないが、デジタルの良さを使って、その場で何が当たったか分かる工夫もさせていただいている

こうした新たな年賀状の形に、例年は“はがき派”だという街の人も…

“はがき派”の女性:
これ素晴らしいじゃない。やってみます今年

“はがき派”の女性:
楽しいかもしれない。お年玉機能はお正月らしい、いい企画だと思う

デザインした年賀状の「印刷・投函」代行サービス

続いて「スマホ完結型」の年賀状サービスは2021年10月に配信されたアプリ「つむぐ年賀2022」。

最大の特徴はアプリ内で年賀状をデザインし、相手の名前や住所などを入力すると、紙の年賀はがきへの印刷から投函まで行ってくれるというもの。※投函代行は12月15日から

デザインは800種類、スタンプは4500種類以上、合わせて5300種類以上。

実際に番組スタッフが作ってみると、わずか3分でオリジナル年賀状が完成。

動画もQRコードを使って送ることができる。

ソルトワークス販売促進部・島千尋さん:
一度登録して頂ければ住所はアプリに残っているので翌年の年賀状作りにも活用できる

人気声優の「ボイスメッセージつき年賀状」も登場

近年は声優ブームもあってか、人気声優による「ボイスメッセージ付き年賀状」も登場。声の主は声優の「梶裕貴」さん。

専用サイトで購入すると、新年に電話番号が記された年賀状が届き電話で2分ほどのメッセージが聞ける仕組み。期間内は専用サイトで繰り返し再生可能。

(「めざましテレビ」12月9日放送分より)