熱心な支持者は、なぜか子どもばかりの自民党・河野太郎広報本部長と…

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そんな男を推して“冷や飯食い”となった小泉進次郎前環境相。人気と議員票がどうにも噛み合わない、二人の選挙戦を追った!

若者に人気絶大の河野氏…涙する少女も

自民党総裁選に敗れた、河野氏。それでも世間の期待はこの通り。

聴衆:
総理になって!太郎さん総理になってよ!

聴衆:
総理大臣にぜひなってください

河野太郎氏:
はい。頑張ります

聴衆:
本当、総理になってほしかった…

しかも、その若者人気は尋常ではない。

河野太郎氏:
はい、どうも。ありがとう

中学生:
がんばってください(泣)

中学生:
ずっと憧れで…生徒会に河野さんのおかげで入って…かっこいい(泣)

少女が涙を流せば、11歳と8歳の姉妹はひたすら写真を撮りまくる。

妹・8歳:
総理大臣の選挙(総裁選)の時にすごいなと思ったから…

姉・11歳:
あたたかく見守っていきたいと思います

「捲土重来」を期して地道な選挙戦

けれど、ダメなのだ。どんなに世間が求めても党の理論は、その“跳ねっ返り”を許さない。そう、勝てば官軍。新総理が黒塗りの車で登場し、SPに囲まれて演説をする。

その時、“冷や飯組”は軽トラの荷台。いま、男が言えるのは…。

河野太郎氏:
精進して、捲土重来(けんどちょうらい)を…

河野太郎氏:
捲土重来を期してまいりたいと思います

捲土重来(一度敗れた者がいったん引き下がり、再び盛り返し巻き返すこと)。そんな呪文を唱えながら、自らスーツケースを引き…。

立ち食いソバのツイートでまた、庶民へと歩み寄る。

党公認候補の選挙応援では、ウグイスを務めることもあった。

河野太郎氏:
自由民主党公認、小寺裕雄でございます

「負けました!」小泉進次郎氏は惨敗を笑いの種に

河野太郎氏が、こうした選挙戦を戦う一方で…。

小泉進次郎氏:
(総裁選で)河野太郎さんを応援して負けました!

観衆:
ハハハハ…

小泉進次郎氏:
負けました…

その惨敗さえ、笑いの種にするのが前環境相・小泉進次郎氏。

いつものスーツ姿ではなくなぜか、カジュアルなパーカースタイル!そのワケを聞くと…。

小泉進次郎氏:
政治をもっと身近に感じてもらいたいっていう思いもあるんですけど、持ってるエネルギーを演説の方に…無駄なエネルギーロスは避けたい

さすが、前環境相。演説でも「エネルギー対策」を忘れないようだ。さらに、親子連れの聴衆にはおどけて見せる場面も。

小泉進次郎氏:
ばぁー!ばぁー!笑ってる

自分の子どもと重なるのか、演説の内容も…。

小泉進次郎氏:
これからの子どもたちのことを考えたら、新しいエネルギー政策をつくり…

苦い教訓を糧に「進次郎グループ」旗揚げか

「日本の未来は任せろ!」と叫ぶ、進次郎氏。例え、支持者から…。

支持者:
今は“冷や飯”食ってるかもしれないけどがんばって

小泉進次郎氏:
ありがとうございます。うれしいです

“冷や飯食い”と言われても…。

小泉進次郎氏:
政治っていうのはそういうもんでしょ。勝負を挑んで、旗幟鮮明(きしせんめい)にして、負けたらそれ相応の報いがあると。そういうの割り切って分かってやってることですから

まさに、総裁選で得た苦い教訓。私たちは、そんな進次郎氏が次の戦略を仄めかす発言に出会うことになる。

小泉進次郎氏:
もともと私は派閥イコール“悪”という思いはありません。やはり組織は考え方が近かったり共感できるようなそういう仲間がいれば、自然と塊になったりグループになったりします。一緒に自民党の改革、日本の改革に挑みたい。一人だけではできないですね

ついに、進次郎グループを旗揚げするのだろうか?

(「Live選挙サンデー」10月31日放送分より)

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