眞子さまが30歳の誕生日を迎えるのに合わせて、宮内庁が、眞子さまの近況を発表した。以下、全文。

眞子内親王殿下は、10月23日(土)に満30歳のお誕生日をお迎えになります。この1年間、様々なご活動に取り組んでこられました。

昨年11月には、宮殿で行われた「立皇嗣宣明の儀」、そして宮中三殿で行われた「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」にご参列になりました。

同年11月には,天皇皇后両陛下御臨席のもとに行われた「議会開設百三十年記念式典」にご臨席になりました。事前に衆議院事務局と参議院事務局からの説明をお聞きになり、当日は両陸下に供奉をされました。

(10月6日撮影)
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また11月には、明治神宮鎮座百年祭にあたり、佳子内親王殿下とごー緒に、明治神宮を参拝されました。

本年6月には、八王子市の武蔵野東陵で行われた香淳皇后山陵例祭の儀に参列されました。

8月には、総裁職をお務めの公益社団法人日本工芸会の総裁賞ならびに高松宮記念賞の選定をされました。候補作を丁寧にご覧になり、一つひとつの作品から伝わってくる個性を味わっていらっしゃるご様子でした。今年はCOVID-19の影響により、日本伝統工芸展の展示は会場ではご覧になれませんでしたが、今年初めて行われた動画配信での紹介や解説をご覧になりました。また10月には、日本工芸会から日本伝統工芸展のご報告をお聞きになりました。日本の伝統工芸のすばらしさをお感じになり、それを支えてこられた方々に敬意をお持ちでいらっしゃると伺いました。

(10月6日撮影)

今年はテニス関係のお成りはありませんでしたが、オリンピックのテニスやパラリンピックの車いすテニスの競技などをテレビでご覧になりました。それぞれの選手の活躍に感銘を受けられたご様子でした。

3年に1度開催されてきた「国際陶磁器フェスティバル美濃」が一年延期されたことにより、本年9月30日から10月17日まで開催され、前々回と前回に続き、名誉総裁を務められました。今回はご訪問はありませんでしたが、図録のお言葉と開会式のお言葉を、時間をかけてお考えになり、開会式のお言葉をビデオメッセージで寄せられました。また、公式サイトや図録をご覧になっているほか、関連する動画も視聴され、以前美濃を二回訪問された時のことを、懐かしく思い出されたとお聞きしました。

眞子さまが「国際陶磁器フェスティバル美濃」にビデオメッセージを寄せられた(9月30日)

10月には、以前公式訪問をされたパラグアイ共和国とブラジル連邦共和国から、それぞれ「パラグアイ国家功労勲章特別大十字型章」と「リオ・ブランコ勲章大十字型章」をお受けになりました。叙勲を光栄にお思いになり感謝なさるとともに、両国の大統領をはじめ、日本人移住者とその子孫を含む多くの方々にお会いになったことなど、ご訪問時のご経験を改めて思い出され、ご訪問に関わった方々に感謝していらっしゃると伺いました。以前お出ましになっていた「みどりの『わ』交流のつどい」、「全国都市緑化祭」、「みどりの感謝祭」式典は、COVID-19 の影響でご出席はありませんでしたが、「みどりの感謝祭」の関係では、林業経営や植樹、育樹活動などについて林野庁から説明を受けられました。

眞子さまにパラグアイ政府から勲章が贈られた(10月)

この1年、感染症関係、東日本大震災後の子供たちのケア、ヤングケアラーなどについて、様々な分野の専門家からのご進講を、秋篠宮皇嗣同妃両殿下、佳子内親王殿下とご一緒にオンラインで受けてこられました。感染症対策に従事する医療関係者や、災害への対応、困難な状況にある子供たちの支援など、つらい思いをしている人々のために貢献している方々の努力に、心を打たれたとお聞きしました。

現在は、静かにご結婚の準備をしていらっしゃいます。

眞子内親王殿下には、これまで多くの公的ご活動に取り組んでこられました。
「全国高等学校総合文化祭」には、平成19(2007)年に島根県、平成20(2008)年に群馬県、平成21(2009)年に三重県に秋篠宮同妃両殿下とご一緒に、平成25(2013)年に長崎県、平成28(2016)年に広島県に秋篠宮殿下とご一緒に、お出ましになりました。

(7月11日撮影 赤坂御用地 宮内庁提供)

平成20(2008)年には、お一人での初めての公的ご活動として、恩師上野動物園で「子ども動物園60周年記念・野間馬贈呈式」にご臨席になりました。この時のことについてお詠みになった「野間馬の小さき姿愛らしく蜜柑運びし歴史を思ふ」というお歌を平成29(2017)年の歌会始に詠進され、この年の国民体育大会で愛媛県を訪問された時には、「のまうまハイランド」にお成りになりました。

国民体育大会関係では愛媛県のほかに、平成28(2016)年に岩手県、平成30(2018)年に福井県、令和元(2019)年に茨城県を訪問されました。ご訪問先では各種の競技をご覧になり、令和元年の茨城国体では閉会式で天皇杯と皇后杯を授与されたほか、様々な施設で地域の特色に触れ、人々と交流されました。

(10月6日撮影)

国民体育大会以外のお一人での泊りがけの公的ご活動としては、平成25(2013)年7月に福岡県、平成26 (2014)年9月に岐阜県、平成27(2015)年11月に石川県、平成28(2016)年10月に佐賀県と鳥取県、平成29 (2017)年9月に岐阜県、平成30(2018)年8月に鳥取県、同年10月に新潟県、令和元 (2019)年5月に長野県を訪問されました。それぞれのご訪問の前には、行事についての説明を受けられるとともに、資料をお読みになり、お言葉がある場合には時間をかけてお考えになるなどの準備をされ、様々なご訪問先で多くの人々と交流されました。

平成27(2015)年の石川県のご訪問については、翌年の歌会始にその時の情景を詠まれたお歌を詠進されました。この「広がりし苔の緑のやはらかく人々のこめし思ひ伝はる」が、公的ご活動でのご訪問先についてお詠みになった最初のお歌です。偶然、最後の公的ご活動となる「国際陶磁器フェスティバル美濃」の展示には苔が使われ、ビデオメッセージの背景にも苦のある盆栽が選ばれました。

(2017年6月 ブータン)

海外の公式ご訪問としては、平成27 (2015)年12月にエルサルバドルとホンジュラス、平成28(2016)年9月にパラグアイ、平成29(2017)年6月にブータン、平成30(2018)年7月にブラジル、令和元 (2019)年7月にペルーとボリビアを訪問されました。いずれのご訪問も、事前に専門家からご進講を受けられ、多くの本をお読みになり、時間をかけてお言葉をお考えになるなどの準備をなさり、ご訪問中は、それぞれの国の元首をはじめとする様々なお相手とお話しになり、交流されました。

日本からの移住については、ご訪問先で日系の方々から様々なお話をお聞きになって親しく交流され、平成30(2018)年と平成31(2019)年の歌会始に詠進された以下のお歌をお詠みになりました。
「パラグアイにて出会ひし日系のひとびとの語りし思ひ心に残る」
「日系の百十年の歴史へて笑顔光らせ若人語る」

(2019年7月 ボリビア) 

このほか、日帰りでのご訪問や、東京都内での日本伝統工芸、テニス、都市緑化、手話、国際親善に関するものなど、多様な催しにお出ましになりました。

歌会始に詠進された和歌にお詠みになったお成りに限らず、一つひとつの公的ご活動に誠実に臨まれ、すべてのお成りについて、深い印象を受けておられるご様子でした。関係者や、現地で迎えてくださった方々に、心から感謝しておられることを、折に触れて伺っております。