10月に入り各地で小学校の運動会が開かれているが、2021年は10月の平日に集中している。異例の日程となったそのワケとは…

児童:
はじめての運動会

児童:
がんばるぞ!

児童:
えい、えい、おー! 

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グラウンドに響く元気いっぱいの声。札幌市東区の開成小学校では10月7日、運動会が開かれた。

異例なのは10月の「平日」という日程になったこと…

札幌開成小学校 古川勉 校長:
緊急事態宣言で(運動会が)延期になり、9月11日に予定していました。(新型コロナが)収まっているかなと思ったが、また緊急事態宣言で延期。練習していても(運動会が)できなくなる。そういう子どもたちの気持ち、そこが一番心配でした

感染対策を考慮…ほとんどが「平日」開催に

この小学校を含め、札幌市内の約8割の小学校では10月に運動会が予定されているが、その多くが観覧を制限し、密を避ける対策として、「平日」の開催を検討している。

この小学校では大きく4つの対策をとった。 
1つ目は、学年に応じて3グループに分ける「分散方式」。 そして2つ目は、時間を45分に「短縮」。3つ目は玉入れなどの密になる競技は避け、踊りとかけっこの2種目にしぼり、「競技を限定」した。そして4つ目は、観覧を制限して「1家庭 1人」に。

決められた枠の中で、ソーシャルディスタンスをとって静かに応援する形だ。このため、周辺ではこんな現象も… 

グラウンドの外にも人だかりが…

グラウンドの外では、保護者らがフェンス越しに並ぶ光景が…。中には、300キロほど離れた道東の釧路から来たという女性もいた。

敷地外で観覧した人:
孫を見に来たけれど、なんとか外から見られるかどうかわからないけど、おととい釧路から来ました

敷地外で観覧した人:
(保護者は)2人入れることを期待していたんですけどね。夫がビデオと携帯両方撮ります。なんとかフェンスの外から見ます

1人「二刀流」で奮闘する父親も…

その夫はビデオカメラとスマホの「二刀流」での撮影にチャレンジ。

手ごたえを感じる一方、もどかしい思いも口にした。

グラウンドで観覧した人:
じいちゃんとばあちゃんに見せて、あとは記録として残します。声を出せないのが少し寂しいです。来年はもっと声を出して、盛り上がったらいい

工夫を凝らした運動会で、少しだけ戻った日常の風景。笑顔があふれた秋の1日となった。

それぞれが工夫して運動会の開催実現

このほか、札幌市豊平区の西岡南小学校は3グループに分散する分散開催にし、観覧する保護者は1家庭、2人までとした。

同市白石区の東川下小学校は、9月開催のスケジュールのまま「無観客開催」とし、タブレットなどで撮影した映像での配信に切り替えた。

コロナ禍で、いつもと違う形となりながらも開催にこぎつけた運動会。学芸会や文化祭、修学旅行など多くの学校行事が変更を余儀なくされる中、子どもたちには貴重な時間となった。

(北海道文化放送)