新型コロナウイルスの感染予防策の基本とされている「手洗い」。その手洗いが、きちんとできているかを「見える化」する新たな機器が登場した。
しっかり手が洗えている? AIが判定
福岡市早良区の「ザ・レジデンシャルスイート福岡」。
ホテル内のワークスペースに設置されているのは、感染対策の基本、手洗いの質をAIが判定する新装置だ。

洗面台の上に設置された小型カメラが、手洗いの様子を撮影。

石けんの有無、両手の重なり、手洗いの時間などをAIが分析して、きちんと手が洗えているかを判定する仕組みになっている。

(手洗い判定機の音声)
手洗いが完了しました。手をすすいでください

正しく洗えていない場合は、音声とモニターで知らせてくれる。
(手洗い判定機の音声)
手洗いが不十分でした。もう一度、やり直してください

「正しい手洗いを知るきっかけに」
手洗いを「見える化」する新たな取り組み。福岡市のIT企業が、市の助成を受けて実証実験を進めている。

ツムグ・牧田恵里代表:
ちゃんとした手洗いを知っている方って、自分を含め、少ないと思うんですね。手洗い判定機を試しに使っていただいて、ここまでやればちゃんと洗えていることなんだなと、正しい手洗いを知っていただくきっかけになればと思います

実証実験は、福岡市内2カ所で11月まで行われる予定で、利用者の声をもとに改善点を洗い出して、新型コロナの感染予防に役立てていきたいとしている。
(テレビ西日本)