いよいよ30日から開幕するBリーグを前に、昨季王者の千葉ジェッツのキャプテン富樫勇樹(28)と昨季MVPで島根スサノオマジックに移籍したエース金丸晃輔(32)がオンラインで取材に応じた。

島根で開幕戦を迎える千葉の富樫は「昨季は優勝という形で終わることができたが、今季は危機感をもってチャレンジャーの気持ちを持ってやっていきたい。アウェーでの開幕戦になるが、この1カ月間チームで準備してきたものが出せればと思う。今まで積み上げてきた千葉ジェッツのバスケをやっていきたい」と慢心はない。

この記事の画像(2枚)

一方、シーホース三河から島根に移籍した金丸は、「移籍した理由は新しい挑戦がしたかったから。環境が変わって、今まで以上に刺激的で濃い1年になると思う。新しい環境に徐々に慣れていきながらやっていて、順調にいっているので、開幕戦でいいバスケットができるんじゃないかと手応えをつかんでいる」と自信をのぞかせる。

富樫と金丸は東京五輪に日本代表として出場し、世界の強豪相手に善戦するも1次リーグで敗退した。

「今まで言われてきたサイズの部分での差はもちろん、技術面での差も感じた。同じコートにいたからこそ感じることもたくさんあったので、その経験からいい選手になれるように今季も頑張りたい」と富樫。

「世界相手に試合をして、今までのデイフェンスの強度では通用しないと感じた。もっとハードにやっていかないと世界では通用しないので、それをリーグで出せたら」と金丸。

五輪での経験も糧に、リーグ屈指の司令塔と3ポイントシューターが今季もBリーグを熱く魅了する。

(フジテレビ 加藤忍)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。