総裁選に出馬している自民党の高市前総務相は、20日夕、台湾の蔡英文総統とオンラインで会談した。
会談では、台湾への圧力を強める中国を念頭に、東アジアの安全保障等の課題について意見を交わしたという。
高市氏は、ツイッターに、「安全保障を含む実務交流の拡大と深化に向け、前向きな話合いとなった」と投稿した。
自民党の総裁候補が、台湾のトップと会談することは異例だ。

これを受け、高市氏を支持する安倍前首相は「自由と民主主義を守る二人の会談。世界が注目」と投稿した。
高市氏は18日の日本記者クラブ主催の公開討論会で、「台湾有事の可能性が高い。日本は実効的な抑止と対処に必要な能力を保有し、日米同盟で補完するべき」と指摘するなど、かねてから台湾問題に強い関心を寄せていた。
高市氏が自民党総裁や首相に就任した場合、中国が警戒感を示す可能性もある。
(写真は高市氏のツイッターより)