日々、秋の気配が感じられるようになってきた。季節は巡り、あちらこちらで秋の気配。
そこで気になるのが秋のスイーツ。毎年、秋の味覚で楽しみにしているものを聞いてみると…。

街の人:
かぼちゃスイーツが大好きで楽しみにしている。秋になると食べたくなる
女性2人:
かぼちゃ系のプリンとか好き。濃厚なもの、かぼちゃの味がしっかり出ているものがいいなと思う
秋のスイーツで特に女性に人気なのが、かぼちゃスイーツ。暑さに強いカボチャは、この夏の記録的な猛暑をものともせず出来が良いとのこと。

秋に食べたい贅沢なかぼちゃスイーツを紹介する。
創業時から人気 かぼちゃの熟し具合で蒸し時間を調節
北海道札幌市中央区の「コーヒーギャラリー クレメント」。

落ち着いた空間が広がる喫茶店。オーナーの古屋嘉章さんが集めた世界のコーヒーカップ120客の中から好きなものが選べる。
創業当初から31年間、毎年この時期に販売されるのが「かぼちゃのクリームチーズケーキ」(400円)。

期間限定にもかかわらず一番人気のケーキで、かぼちゃを皮のまま使っている。毎年心待ちにしているファンも多いのだとか。

旬のかぼちゃを存分に味わってほしいと、おいしい時期を見計らってチーズケーキづくりに取り掛かる。
コーヒーギャラリー クレメント 古屋嘉章 オーナー:
これはおいしい。オレンジ(色)が濃いということは熟しているということ
かぼちゃの熟し具合によって蒸す時間を調節する。

かぼちゃをそのまま使うため、大きさや形など見た目にもこだわっている。
猛暑に負けずとにかく「あま~い」かぼちゃ
そんな古屋さんが選んだのが、千歳市のかぼちゃ「くり将軍」。

通常、かぼちゃの糖度は10度から13度だが、くり将軍は20度から24度もある甘~いかぼちゃだということだ。

小川農場 小川聖子さん:
甘さもあって実がほくほくしているので、かぼちゃらしいおいしい品種。スイーツに使うと、そのままでも甘くておいしい
千歳市の小川農場では土づくりにこだわり、有機肥料を使って無農薬でかぼちゃを大切に育てている。2021年は気温が高い日が続いたので、例年よりも1週間から10日収穫が早まった。
「コーヒーギャラリークレメント」では、毎年8月下旬からかぼちゃのチーズケーキを発売するが、2021年は記録的な暑さで生育が早まり、例年より少し早めの8月18日から販売を開始した。

コーヒーギャラリー クレメント 古屋嘉章 オーナー:
(チーズケーキ)まだやらないの?との声もあるが、かぼちゃの美味しい時期に(合わせている)。2021年の出来は良いですよ

存分に旬を味わえる、かぼちゃスイーツ。ハロウィーンの時期まで楽しめるということだ。
(北海道文化放送)