人生で初めて作ったアート作品を覚えているだろうか?今、赤ちゃんが描いた作品が「素敵」と、Twitterで話題になっている。

それは白とピンク、水色で彩られた1枚の絵。キャンバスいっぱいに塗られた3色が、ところどころで色が混ざり合い、不思議な味わいの1枚に仕上がっている。

赤ちゃんが生まれて初めて描いたという作品
この記事の画像(4枚)

こちらはTwitterユーザーのちゃんさん(@O_MUSU_B)の11カ月の赤ちゃんがフィンガーペインティングで描いたという作品。筆などの道具は使わずに、指や手に絵の具などをつけて描く方法だ。

この方法なら、まだ絵をうまく描けない子でもオシャレな作品作りに挑戦できるので、小さい子どもを持つ親たちの間で、子どもの初めての作品作り“ファーストアート”や、ちょっとした芸術体験として、SNSを中心に注目を集めている。

ちゃんさんの赤ちゃんの場合は、直接絵の具に触れないように絵の具をのせたキャンバスを透明な袋の中に入れ、袋の上から触って描いている。この方法なら、服や手が汚れないだけでなく、赤ちゃんが絵の具を口に入れてしまう心配もないのだ。

この11カ月の赤ちゃんによるフィンガーペインティングには、Twitterでも「天才の所業でしかない」「素敵な思い出の作品になりましたね」と作品を褒めるコメントと共に「是非真似させてください」と同じ子どもを持つ親の興味を集め、15万8000のいいねがつく話題となっている(8月20日時点)。

生まれて初めての作品がこんなにも芸術的な作品に仕上がったが、実際に描いている際の様子はどうだったのか?

ちゃんさんに話を聞いた。

机をバンバン叩いて催促するやる気具合

ーーどうしてフィンガーペインティングをやろうと思ったの?

元々Twitterやまとめサイトで、ジップ付きの袋を使ってフィンガーペインティングができるというのを知っていました。本当は9月の1歳のお誕生日の記念にやる為に材料の準備だけしていたのですが、お盆休みにどこにも行けずあまりにもすることがなかったのでやりました。


ーー使用する色はどのようにして選んだの?

使用した色はマゼンタとホワイトを調色した薄いピンク。ブルーとホワイトを調色した薄いブルー。ホワイトの3色です。出来るだけ薄い色だと混ざった時に優しい雰囲気になるかなと思いました。

色を混ぜて準備しているときに、夫に抱きかかえられた赤ちゃんが机をバンバン叩いて催促してきたので混ぜが甘く、マゼンタが濃いまま残ってしまった部分があるのですが、結果アクセントになってめちゃくちゃ良いなと思いました。机をバンバン叩いて「そんなに混ぜるな」という主張だったのかもしれないです。


ーー準備から催促するほどやる気満々のお子さんだが、実際に描いている時の様子はどうだった?

なんだこれ?という様子でジップ付きの袋の裏を確認したりしていました。途中からビニールの感触が楽しく、カサカサしながらニヤリとしていました。

実際に描いている様子 袋の上から絵の具を伸ばしている

今回の作品は、F0サイズ(180×140ミリ)の張りキャンバスと絵の具はアクリルガッシュ、そしてジップ付きの袋を使って制作した。

道具や色の調合などの準備に5分ほどかかったそうだが、お子さんに描いてもらった時間は30秒ほどだったという。

「天才かな…」ずっと見ていられる作品に

ーー完成品を見た感想は?

めちゃくちゃかわいくてずっと見ていられます。フィンガーというより袋の跡ですが、程よくデコボコが残っていていいなと思います。

今回の作品は天才かな…と思いました。


ーー母親として、フィンガーペインティングをやらせてみてどうだった?

産まれてから11カ月の間、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行ったり旅行もせず過ごし、あまり思い出を作れず、本人の記憶には残らないでしょうけど、形に残るものを作れてよかったなと思います。


ーーまた挑戦させてあげたい?

またやるためにキャンバスは何枚か用意しています。少しだけ大きいキャンバスもあるので次は大きいのを使ってみたいです。


ーー投稿への反響にはどう感じている?

お子さんをお持ちの方が「いいね!今度やろう!」とか、お子さんがいない方が「子供が産まれたらやりたい」とかお友達の子にすすめたりしているのをみて、投稿してよかったな〜と思いました。児童館や支援センターの一時閉鎖が続いており、作品づくりの機会が減っていると思い、家庭内で作品づくりをするきっかけになったのであればうれしいです。

初見では11カ月の赤ちゃんが制作した作品とは分からないのでは?

現在は寝室の壁に飾ってあるというお子さんの初めてのアート作品。大きくなった際に「一緒に作ったんだよ」などとお話をする予定だという。

小さなお子さんがいる人など興味がある人は、手や服を汚さず描く道具を使わない、袋を使ったフィンガーペインティングに挑戦してみるのはどうだろうか。思わぬアート作品が誕生するかもしれない。
 

【関連記事】
「君の描くネコは世界で一番愛しい」7歳息子の“アート”に大反響…他の絵にも芸術的センスを感じる
「斬新かつ繊細」な車のペイントが芸術的…“職人”は2歳と4歳の息子! 制作時の様子を聞いた