「うまい、早い、安い」で人気…しゃぶしゃぶの木曽路が展開する唐揚げ専門店
コロナ禍でのテイクアウト需要もあり、唐揚げの専門店が増えている。
味噌や紅ショウガなど、様々なトッピングを楽しめる唐揚げから、36個入りのメガパックまで、名古屋発祥で人気の唐揚げ専門店3店をご紹介。
愛知県で4店舗を展開する、唐揚げ専門店「からしげ」。
客が「うまい、早い、安い」と口を揃えるのが、4個のジューシーな唐揚げが盛られた「からしげ定食」（638円）。ごはんの大盛も無料で、1番人気だ。
男性客A:
うまいし、出てくるのが早いから、パッと昼飯食べるにはもってこいかなと
男性客B:
ボリュームがあって安い
唐揚げ専門店の「からしげ」は、しゃぶしゃぶの「木曽路」が3年前から展開している。コロナ禍で本業が苦戦する中、テイクアウトできる唐揚げは、大きな柱となりつつあるという。
オリジナルの味噌ダレがたっぷり…名古屋ならではの味噌唐揚げ
「からしげ」の持ち帰りメニューは、全部で50種類以上。名古屋らしいメニューが「味噌から（持ち帰り用）」（100グラムあたり259円）。唐揚げを、オリジナルの味噌ダレにたっぷり漬けた。
男性客C:
おいしかったですよ。味噌って味が濃い感じですけど、結構さっぱり食べられた。名古屋な感じするなあって
お弁当も充実。唐揚げと温泉たまごを合わせた「からしげ丼」（630円）や、野菜と胸肉でヘルシーな「むねから野菜甘酢あん弁当」（710円）などがある。
「味噌から弁当」（750円）は、1枚のモモ肉をそのまま唐揚げに。
ボリューム満点の弁当だ。
「ネック」はプリプリ,「すなずり」はコリコリ…6種類の中から好みの部位を選べる専門店
「日本唐揚協会」が主催する「からあげグランプリ」の「中日本しょうゆダレ部門」で、10年連続金賞を受賞した「がブリチキン。」。10年前、名古屋の金山にオープンし、現在70店舗以上を全国に展開している。
一番人気は、「骨なしもも」（385円）。秘伝のしょうゆだれに長時間浸し、味が染みこんだ鶏肉をカラッと揚げることで、衣はサクッと中はふんわりとした食感だ。
女性客A:
できたてなのでおいしいです。やわらかくてふわサクというか
「がブリチキン。」ならではなのが、全部で6種類の中から好みの部位を選べること。例えばプリプリの「ネック（首）」（429円）。
「すなずり（胃）」（429円）はコリコリとした食感。
肩の部分の「鶏トロ（肩）」（429円）は、脂がのっていて弾力がある。
テイクアウトでは単品はもちろん、部位をミックスした「6種MIX（テイクアウト）」（2149円）も注文することもできる。
多い日は1日2000個以上…サクッとした醤油風味が人気のテイクアウト専門店
3店舗目は名古屋市で3店舗を展開する、唐揚げのテイクアウト専門店「丸与商店」。お昼時はその味を求めて、多くの客がやってくる。
女性客B:
唐揚げが本当においしくて、値段も手ごろなのでよく買いに来ます
女性客C:
からっと揚がっていておいしいので、家族にも大人気です
多い日は1日に2000個以上出るのが、醤油風味でサクッとした「定番からあげ」（5個入り380円）。
「丸与商店」は、大正3年創業。現在の社長の祖父が、岐阜駅前で乾物屋として営業していた。その後途絶えた“丸与”の屋号。復活させたいと考えた社長は、乾物店ではなく10年以上前の唐揚げブームをきっかけに研究を始め、9年前に店を開いた。
うまい棒を唐揚げにしたら…スナック菓子から着想得た多彩なトッピング
丸与商店の最大の特徴は、トッピングで様々な味を楽しめること。「上からあげ」と名付けられたメニューは7種類。唐揚げにパウダーをまぶした「ピリから」（5個入り420円）や、「ブラックペッパー」（5個入り420円）などがある。
女性客D:
今日はコンソメ買いました
女性客E:
台湾唐揚げと紅から、紅ショウガがついている唐揚げです
「特上」と名付けられたメニューも、7種類ある。衣にひと手間、おろしにんにくをたっぷりと合わせた「にんにく」（5個入り450円）や、紅ショウガを混ぜて揚げた色鮮やかな「紅から」（5個入り450円）など、ユニークな組み合わせを楽しめる。
スナック菓子が大好きな社長が、「ポテトチップスやうまい棒をからあげにしたら美味しいのでは」と考え、味のバリエーションを増やした。
もう1つの魅力が大容量パック。「メガパック」（36個入り2100円）は、「定番からあげ」（5個入り380円）が1個76円に対し、1個約58円とお値打ちだ。
若い人からファミリーまで…。中には、2セット72個買う人もいるとのこと。丸与商店のオーナーは、「名古屋といえば鶏文化。おいしい唐揚げを食べて明るくなってほしい」と話す。
（東海テレビ）
