書店スタッフも一目置いている「小学館」の子ども向け雑誌「幼稚園」。
「付録がすごい!」と、SNSでもたびたび話題になっている。
現在、発売中の「幼稚園 7・8月合併号」には、山崎製パンのトラックがついてくる。
付録雑誌の今を知るべく、南條早紀アナウンサーが取材した。
付録雑誌の今を知るべくやってきたのは、文苑堂書店・富山豊田店。
南條早紀アナウンサー:
付録つき雑誌、書店には平積みでたくさん並んでいます!種類がいっぱいです!
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幅広い年代から注目を集める雑誌付録の世界
雑誌コーナーを見てみると、一番目立つところに、付録付き雑誌が山のように積まれていたり、棚いっぱいに陳列されていたりする場所もあった。
レジ前にも、特設コーナーを設けて展示販売されていた。
南條早紀アナウンサー:
売り場を見ていると、付録つきの雑誌がかなり多い。毎月どのくらいの雑誌が発売されるんですか?
文苑堂書店・奥井将さん:
たぶん40~50種類は出ていると思います。昔は、(付録つきは)女性誌のイメージでしたけど、男性誌にも、男性が使うものがついていることが最近は多い
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南條早紀アナウンサー:
こちらは、幼年誌。お子さま向けの雑誌コーナーは種類の多さはもちろん、子ども心がわくわくするような付録が豊富ですね
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文苑堂書店・奥井将さん:
昔から付録はついていたんですけど、それがどんどん面白い付録を作ろうという感じが出ていると思います
南條早紀アナウンサー:
幼年誌の中でも、特に人気なものってありますか?
文苑堂書店・奥井将さん:
小学館が強いイメージがあります。子どもの成長を促すようなものを作る会社なので、勉強できる内容を盛り込んでいるんだと思います
SNSで度々話題になる付録…企画は担当の好み?
書店スタッフも一目置いている「小学館」の子ども向け雑誌。
中でも、付録がすごい!とSNSでもたびたび話題になるのが「幼稚園」。
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現在、発売中の「幼稚園 7・8月合併号」には、なんと山崎製パンのトラックがついてくる。
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しかも、パンを並べて30秒で積み込まないと、トラックが発車してしまうという仕掛けまでされている。
この付録を手がけている「幼稚園」編集部の大泉高志さんに話を聞いた。
南條早紀アナウンサー:
今回は山崎製パンとのコラボレーションということで、なぜこのアイデアが採用されたんですか?
小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
そもそも、個人的にランチパックが大好きで、わたしの方から山崎製パンさんに「ランチパックで付録を」とオファーをしていたんです。
山崎製パンの方からのリクエストで、「いろんなパンを見せたい」と。たくさんのパンとなると「積みこむ」のがおもしろい。
山崎製パンのトラックは有名だし、かわいいので、いろいろ組み合わさって今回の付録になりました。お恥ずかしい理由ですけど、本当です
こうして誕生したコラボ付録の中に、大泉さんのランチパック愛が隠れていた。
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南條早紀アナウンサー:
わたし、見逃さなかったんですけど、ランチパックは2種類ありましたよね?
小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
わたしが好きなので、ランチパックだけ2個。ゴリ押しさせていただきました
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付録を見ていくと、パンの側面や裏面も本物そっくりに再現してある。
小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
お子さんの目って、実はとてもシビアで、「そこまで見るか?」というところもよく見ている。本当に細かいところまでリアルに再現するというのを気を付けて作っています
パンがどのように作られてお店に並ぶのかは、誌面でわかりやすく紹介されていて、楽しみながら学びを深めることもできる。
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この付録を作るのに、大人2人がかりでも結構な時間がかかった。
南條早紀アナウンサー:
お子さんが作るということを目的に作られていない?
小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
お子さんは作れないです。作れるお子さんがいたら天才。
基本、親御さんが作る。お子さんは手伝う・応援する。コミュニケーションが自然に生まれるかなと。実は、それも狙いだったりもします。
特にお父さんは、なかなか平日にお子さんとコミュニケーションをとるのが難しかったりするので、お父さんの威厳を取り戻してほしいという意図もあります
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このような、難しいけどクオリティの高い企業コラボ付録が、これまでに数々誕生。
2018年のくら寿司とのコラボに始まり、公衆電話やセルフレジ、そして重版するほど売れたというアイスの自動販売機など、大人の反響が大きく、SNSでもたびたび話題になってきた。
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小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
これまで「幼稚園」という雑誌なので、SNSは関係ないと思っていたんですけど、面白いものを作ると親御さんが反応してくれるということを学びました。
“SNS映え”じゃないですけど、「動画にしても面白いもの」っていうのも考える際の参考にしています
次はこれがバズるかも!? 富山ならではの付録をプレゼン!
そこで、この機会に富山ならではの付録が誕生しないものか。
南條早紀アナウンサーが、富山の銘品をプレゼンしてみた。
小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
それは…置き薬ですね?
南條早紀アナウンサー:
はい!富山と言えば売薬さん
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小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
アイデアとして面白い。わたしは全然思いつかなかった。検討させていただきます
南條早紀アナウンサー:
富山の置き薬が、幼稚園を通して全国に広まる可能性が?
これはいけるかもしれないと次の銘品をプレゼン!
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小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
あ!ますのすしですね?わたしは大好きです。おもしろいですし、みんなが知っているものですし…。パズルかな? 時間内にはめられなかったら、ドーン!ってますのすしが吹っ飛ぶくらいのことはあったら面白い
南條早紀アナウンサー:
“ぶっ飛びますずし”でございますね
小学館 幼稚園編集部 付録担当・大泉高志さん:
富山の方に怒られちゃいそうですけど、これも検討させていただきます
(富山テレビ)