クマの目撃情報が、2020年に比べて増加している。
仙台放送では、2021年7月2日 クマに襲われた男性を取材。「死を覚悟しながらも、クマを殴った」と、攻防の一部始終を話してくれた。

これは仙台放送が2020年、宮城・富谷市で撮影したクマの映像。
クマの目撃情報は、6月までに278件寄せられ、2020年の同じ時期に比べ、34件多くなっている。
そして、7月2日。宮城県内で2021年度初めてのクマによるけが人が発生した。

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クマに襲われた 佐藤祐太さん:
クマがここで立ったんですよ、頭このぐらいありました。尻は牛ぐらいあった

こう語るのは、7月2日 色麻町の山林でクマに襲われけがをした佐藤祐太さん。
佐藤さんはこの日の朝、木材の伐採現場に1人で出勤。そこで子グマを発見したことから運転してきたトラックを降りず、身の安全を確保した。
数十分後、クマがいなくなったため、トラックを降りて作業をしていたところ…

クマに襲われた 佐藤祐太さん:
のぞいた時に、そこにクマがいましたね。ちょうど道路と草の際あたり

佐藤さんは親グマと思われるクマに突然、背後から押し倒された。

クマに襲われた 佐藤祐太さん:
一回だけ殴りました。本気で。死ぬと思いました

佐藤さんの首を鋭い爪を持つ手で、押さえつけてきたクマ。死を覚悟しながらも、無我夢中でクマの上半身を殴ったという。
攻防の末、クマは逃げ出し、九死に一生を得た。

クマに襲われた 佐藤祐太さん:
多分、来ないという余裕があった。爆竹とか、山に入る時は鈴を持ったりとかした方がいい

宮城県の担当課は、もしクマに襲われた場合は、抵抗せず、まず両手で首を守ってほしい。
クマに出会ってしまった場合は、慌てずにその場をそっと立ち去ってほしいと呼びかけている。

(仙台放送)