エジプトのスエズ運河で今年3月に座礁した大型コンテナ船の賠償交渉が合意に達し、現地に留め置かれている船は7日にも航行が再開する見通しであることがわかった。
船の所有者の責任保険を引き受ける事業者「英国クラブ」は4日、スエズ運河庁と進めてきた賠償交渉で正式合意に達したと発表。
また、スエズ運河庁も、4日に合意文書に署名し7日から船の航行が再開する見通しを示した。
賠償額や和解の詳細などは明らかにされていないが、運河庁側は5月に、賠償額を当初の1000億円程度から600億円程度に減額したと述べていた。
一方、船の所有者である正栄汽船は、船は運航再開後、オランダのロッテルダムに向かうとしている。