在宅ワークは「約3割パフォーマンスが落ちる」?

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、増えているテレワークの機会。

自宅での仕事はリラックスして出来て良いという人もいるだろうが、一方で「なんとなく集中できない」「オフィスにいる時よりも作業効率が落ちた」など、マイナスの面を感じている人はいないだろうか。

そんな「在宅ワーク(テレワーク)中のパフォーマンス」をテーマに、パナソニック株式会社が調査を行った。

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対象は、週に“平均3回以上”在宅ワークをおこなっている20~50代の会社員男女500人で、インターネット調査で実施(2021年4月23~27日、オフィスワークをしておらず在宅ワークのみの人は除く)。

その結果、「在宅ワークはオフィスワークと比べて、仕事のパフォーマンスが下がりやすいか」という質問に対し「そう思う」と回答した人が全体の74%となったのだ。

合わせて「どれくらい仕事のパフォーマンスが下がると思うか」について質問すると、平均して「約3割下がる」という回答になった。

パナソニック調べ

また「在宅ワークのときにパフォーマンスが下がりやすいのはなぜか」という質問に対しては、

・ずっと自宅にいることで、気持ちにメリハリがなくなるから(51%)
・仕事以外のこと(家事・趣味・娯楽など)に興味が向いてしまいがちだから(44%)
・時間の区切りがつけづらく、夜までダラダラ仕事してしまうから(38%)
・家族の声、生活音、近所の音などがうるさいから(31%)


といった理由が上位に挙げられた。

在宅ワーカーの7割以上が「パフォーマンスが下がった」と感じているという調査結果。人との接触を避けるという点で感染症対策に有効な在宅ワークだが、仕事の効率を下げてしまっては「やはりオフィスワークに戻した方がいいのでは?」と感じる人も増えてしまうだろう。

一方でこの調査では、98%の人が「パフォーマンスアップのために自宅の仕事環境は重要だと思う」と考え、89%の人が「在宅ワーク中のパフォーマンスをアップさせる家電活用術があれば知りたい」と考えていることがわかっている。

では実際にどんな家電を活用すれば、在宅ワークを続けながら仕事のパフォーマンスも保てるのだろうか。また「近所の音などがうるさい」という声にもあったように、自宅にいることが増えるとどうしても起きてしまう、生活音の問題についても気になる。これについてもサポートしてくれる家電はあるのだろうか。

パナソニックにお話を伺った。

3つのアイテムで仕事環境を整える

――「在宅ワーク中のパフォーマンス」に関する調査を行ったきっかけは?

2020年は、在宅ワークの機会が増え自宅に作業スペースを整えるためでしょうか、LEDデスクスタンドの販売が好調で、購入者アンケートでも「パソコン作業のために買った」というお声が多くありました。そこで、他にも在宅ワークのお困りごとに役立つ家電をご紹介できればと思いこの調査に至りました。


――自宅では7割以上がパフォーマンス低下を実感。オフィスと自宅の環境にはどんな差がある?

オフィス照明と自宅の部屋の明るさにはかなり差があります。自宅では資料を印刷することも出来ず、小さいモニターのノートPCのみで作業せざるを得ない方も多いと思われます。また、オフィスで対面の会議をしていた時には気にならなかったけれど、オンライン会議では声の聞き取りやすさや画面越しの顔色などが気になるところではないでしょうか。さらに、自宅で仕事をする際には、家族や近隣の声などが気になって集中できないという声も聞きます。


そこでパナソニックが注目したのが、
・LED照明
・ポータブルテレビ
・ワイヤレスイヤホンやヘッドホン
といった電化製品だ。

まず、照明についてパナソニックが薦めるのが「デスクスタンド」「シーリングライト」の活用。

目に負担がかかりがちなデジタルの作業には、パソコンの画面が見やすくなる照明を取り入れることで、目のピント調節にかかる時間が減り、文字の視認速度がアップ。視作業のスピードが上がるだけでなく、正しい姿勢の維持にもつながるという。

パソコン画面が見やすくなるよう照明を取り入れる方法もある(画像:LEDデスクスタンド SQ-LD560 )

また「時間の区切りがつけづらく、ダラダラと仕事をしてしまう」という声もあったように、仕事とプライベートのオン・オフが難しいという問題も、照明でサポートすることができる。

たとえば部屋の照明を仕事の最中は昼光色にし、夕方以降や休憩中は電球色にするなど色を切り替えることで、気持ちの切り替えにつなげることができるのだという。

続いてはポータブルテレビの活用。

ノートパソコンなど小さな画面を使いがちな在宅ワークだが、HDMIケーブルでパソコンとつなぐことができるポータブルテレビを「デュアルモニター」として使うことで、複数のデータを同時に確認したり、オンライン会議の画面をモニターに映しつつ作業ができたりと、作業効率アップにつなげることができるとのことだ。

ポータブルテレビを「デュアルモニター」と活用(画像:プライベート・ビエラ スタンダードモデル(非防水) UN-19FB10)

最後に、イヤホンやヘッドホンの活用。

パナソニックは生活音によって集中力が途切れてしまうことを防ぐため「早朝や夜間など、洗濯や掃除をしない時間帯に集中力を要する業務を行う」「防音材などで生活音を遮断する」ことをすすめているが、周囲の音を遮断する「最も手軽な方法」として挙げているのが、ワイヤレスイヤホンヘッドホンを使うこと。

周囲の音を遮断する手軽な方法がワイヤレスイヤホンやヘッドホン(画像:ワイヤレスステレオインサイドホン RZ-NJ320B)

また、送話の音声のノイズを低減する「ビームフォーミング技術」を搭載したアイテムを使うことで、オンライン会議でも家の中の雑音を抑えてクリアな音声を届けることができ、ストレスの軽減につなげることができるという。

これらのアイテムをワークスペースに取り入れて「照明で仕事とプライベートのオン・オフをつける」「モニターを見やすくすることで作業スピードと効率を上げる」「生活音を遮断することで集中力を上げる」ことで、在宅ワークのパフォーマンスを保つことができるというのだ。


――では現在、在宅ワーカーの仕事環境はどのくらい整っていると思われる?

在宅ワークの機会が増えてすぐに、自宅の椅子や机などを揃えられた方でも、家電に関しては後回しになっている印象です。今回の調査結果でも、9割の方が在宅ワークのパフォーマンスをアップする家電活用術があれば知りたいとお答えになっていますので、まだまだこれから整えたい方が多いのではないでしょうか。

生活音を「立てない」家電にも注目

そして、聞こえてくる生活音をイヤホンでシャットアウトすることはできても、自分が立ててしまう音については不安に思っている人も多いことだろう。

自宅にいる時間が増えた今、特にマンションなどの住人は掃除機や洗濯機といった家電の音で隣人に迷惑をかけていないか、ふと心配になることないだろうか? 最後に、そんな場面で使いたい家電についても聞いてみた。

壁越しの音が気になる場面も…(イメージ)

――自分が立ててしまう生活音…解消できるアイテムはどんなものがある?

別の調査で、在宅ワークが増えて「床が汚れやすくなった」という回答が多い反面「ロボット掃除機を使いたいけど音が気になる」という心配もあるようでした。例えば、パナソニックの次世代ロボット掃除機なら、オンライン会議や電話中も邪魔にならない「音ひかえめ設定」を搭載しています。

そのほか「しずかモード」という運転モード付きのエアコンや「静音モード」がある空気清浄機、洗濯機も「ナイトコース」搭載機種など、家電の運転音が気になる方は、こうした製品もおすすめです。
 


在宅ワークの環境について「生活音や話し声は仕方がないかも…といって諦めずに、手軽にはじめられる環境づくりからはじめてはいかがでしょうか」と話すパナソニックの担当者。まだ続きそうなwithコロナの生活だが、在宅ワークにおけるパフォーマンスへの不満や生活音が気になる人は、今一度自宅の環境をチェックしてほしい。

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