おうち時間が増える中、注目が集まる調理家電。

街では「最近、調理家電買いました」「調理家電はステイホームにすごく役立つ」との声が聞かれた。

便利な「調理家電」が今、さまざまな形に進化しているのをご存じだろうか?

ごはんが炊けるトースターや具材を取る時にスープが飛び跳ねない電動鍋など、時短・多機能・おいしさなどを追求し、食卓を華やかに楽しくしてくれる新商品が続々と登場している。

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そこで今回の「スゴ撮」は、どんな優れた機能があるのか、最新調理家電とキッチンアイテムの実力を調査する。

1台16役の電気圧力鍋

まず、家電量販店の方に今特に人気だというオススメの調理家電を聞くと…

ヨドバシカメラ 家電コンシェルジェ 吉田寛幸さん:
ティファールの16役できる電気圧力鍋が人気です。

こちらは、ティファールが4月発売した電気圧力鍋(「ラクラ・クッカー プラス コンパクト電気圧力鍋」3万250円)。

その特徴は、1台で16個の機能を搭載していること。

ディスプレーに表示される「炊飯」「レシピ」「調理」など、16種類のモードがあり、簡単に料理のレパートリーを増やすことができる。

例えば「無水」モードでは、材料を入れ調理時間たったの4分でラタトゥイユが完成!

「発酵」「ベイク」モードを使えば、オーブンを使わずにこれ1台でピザパンも作れる。

ごはんが炊けるトースター

続いて、家電ジャーナリスト・安蔵靖志さんのオススメ調理家電は?

IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志さん:
かなり魅力的な商品ですね。トースターなのにいろいろな料理が作れるのが特徴なんです。

それが、4月発売されたアラジンの「グラファイト グリル&トースター」(3万9000円)。

トースターなのに、付属品のグリルパンを使ってビーフシチューが作れたり…

最大320℃にもなる強い火力で、グリルチキンも簡単に作れる。

さらに…

IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志さん:
専用の炊飯釜を付属しておりまして、そちらでごはんも炊けるようになっています。

そう、ごはんまで炊くことができるのだ。2合の場合は30分で炊き上がるというが、トースターで炊くごはんの仕上がりは?

渡邊渚アナウンサー:
うわ~おいしそう!ごはんがつやっつやに炊けています。お米がふっくら甘いです。

おうち焼肉にも便利な「無煙グリル」

続いては、今年2月に発売された、ROOMMATE(ルームメイト)の「無煙グリル調理器 ゼロスモークDX」(1万4800円)。

IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志さん:
煙をほとんど出さないでグリル調理を楽しめます。

「吸煙」ボタンを押すだけで…

渡邊渚アナウンサー:
うわ~!一瞬で煙が消えました!

調理中に出る煙をなくしてくれる。

渡邊渚アナウンサー:
煙が広がらないので、おうち焼肉にぴったりです。

では、その仕組みはどうなっているのか?煙の流れをスゴ撮。

ボタンを押すと、あっという間になくなってしまう煙。

突然消えたように見えるが、スーパースローで見てみると、調理器の側面にある穴の中に煙が吸い込まれていくのがわかる。

そのメカニズムの正体は、グリルの中に入っているファン。このファンが高速回転しながら送風することで、向かい側の穴へと吸いこませる仕組みになっていた。

冷たさキープ&あら熱取りも

続いては、この春発売されたばかりの超便利な調理アイテム。パナソニックの「うま冷えプレート」(番組調べ3480円)。

渡邊渚アナウンサー:
冷たっ!すごい、キンキンに冷えています。

24時間冷凍しておくと、プレート部分は氷のよう。

使い道は、そうめんや冷やし中華をのせるもよし。

刺身も冷たさをキープしておいしくいただける。

さらに夏場にうれしいポイントとして、あら熱を取ることができる。

例えば、ごはんを冷凍する際、しばらく常温で置いて冷ましてから冷凍庫に入れるが、そんな時に「うま冷えプレート」を使えば…

渡邊渚アナウンサー:
どんどん冷たくなっていきます。

ラップをした、62℃の同じ量のごはんを普通のまな板とうま冷えプレートに置き、サーモグラフィーで比較してみる。

※気温や食品の種類・状態や量によって効果が異なります
※気温や食品の種類・状態や量によって効果が異なります

3分後にひっくり返すと、その差は一目瞭然。うま冷えプレートの方は、温度の低い青色に変化した。

※気温や食品の種類・状態や量によって効果が異なります
※気温や食品の種類・状態や量によって効果が異なります

6分間置いた ごはんの表面の温度は、普通のまな板の方は46.1℃だったが、うま冷えプレートの方は、31℃まで下がった(※気温や食品の種類・状態や量によって効果が異なります)。

具材が取りやすい「電動昇降鍋」

続いては、こちらのお鍋。ディスプレーにあるボタンを押すと…

渡邊渚アナウンサー:
えっ、具材が上がってきています!

こちらは、今年1月に発売されたサンコーの「具材とスープを分けられる!電動昇降グリル鍋」(7980円)。

その名の通り、「上昇」「降下」ボタンを押すだけで、中のザルが動き、スープから鍋の具がせり上がるという商品だ。

では、どんなメリットがあるのか?その実力をスゴ撮。

鍋の中に注目。普通ならスープの中にある、まとめてすくい上げるのが難しい、ひき肉やコーンといった小さな具材も…

ザルの穴からもらさず、しっかりキャッチ。

ひとかたまりで取りやすくなる。

また、上昇させると煮込みすぎを防ぐことができ、ザルの下にカツオや昆布などのだし具材を入れ、食べる食材と分けられるのも便利。

さらにはシメのうどんなど、麺類も取り分けやすくなる。

スーパースローで見ると、普通の鍋はスープにうどんが浸っているため、取り分けるときにどうしてもスープが跳ねがち。箸からつるっと滑り落ちたら、スープが飛び跳ねてしまうこともある。

一方、電動昇降鍋では、うどんにスープが浸っていないので、持ち上げても汁が飛び跳ねない。

箸から滑り落ちたとしても、ご覧の通り、スープの中ではないので飛び散ってしまうこともない。

最後にスープをかければ、汚れる心配もなく、シメのうどんを食べることができる。

1台でさまざまな料理が作れるものや、テーブルに置いて家族で楽しめるものが多かった最新の調理家電。今回紹介した商品は、オンラインショップでも購入できるので、ぜひチェックしてみてほしい。

(「めざましテレビ」5月24日放送より)