SDGsの17の目標の1つ「海の豊かさを守ろう」について、岩手・普代村の取り組みを紹介。
目標を達成するためには「海の資源を無駄にしない」「小規模の漁業者が市場に参入する仕組みを作る」といった取り組みを持続的にすることが求められている。
県内で最も人口が少ない普代村では、特産の「昆布」を無駄にしない「商品」をつくり、海の資源を守る取り組みをしている。

昆布を練り込んだ「こんぶソフト」

「青の国」を掲げる普代村。美しい海で採れる特産品の代表が昆布。

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大きさをそろえる時、余ってしまう部分を無駄にしないため、さまざまなオリジナル商品も作られている。

普代駅に直結するアンテナショップでは、昆布を使ったスイーツもある。

岩手めんこいテレビ・石橋美希アナウンサー:
ちょっと緑がかっていますよ。昆布色

昆布の粉末を中に練り込んだ「こんぶソフト」。

石橋美希アナウンサー:
濃厚なミルクの甘さの中に、磯の香りと、ちょっとしたしょっぱさが甘さを引き立てて、おいしいです

昆布たっぷりの「焼き肉のタレ」…販売するのはユニークな精肉店

商店街の上神田精肉店。

販売しているオリジナルの焼き肉のたれは、中に刻まれた昆布がたっぷりと入っている。

上神田精肉店・上神田敬二さん:
(肉を)軽くさっと焼いただけなので、タレをつけて食べてみてください

石橋美希アナウンサー:
いただきます。ちょっと甘じょっぱいタレの中に昆布のダシも効いているんですかね

上神田精肉店・上神田敬二さん:
ツブツブと中に見えるのが昆布です。食べる養殖昆布が盛んなので、たくさん食べてほしいと思って大きめに刻んで入れている

ちなみにこのお店は村の中でもちょっとした有名店。月に1回開催するコスプレデーでは、店員の金子恵美子さんが、その時、話題の様々な人物に扮している。

上神田精肉店・金子恵美子さん:
元気を発信できているのかな。目指すはパワースポット

商店街の店舗では、「みちのく潮風トレイル」の旅行者をサポートする取り組みもしている。こうしたふれあいもまた旅の魅力の1つ。

“津波防いだ水門”を教訓に…未来を見据え取り組む

穏やかな景色が広がる村だが、10年前には東日本大震災による被害を受けている。

普代村 観光交流推進係・前川正樹さん:
あそこまで津波が来ています

石橋美希アナウンサー:
23メートルまで来たんですね。恐ろしいですね

村の中心部への津波の到達を防いだ高さ15.5メートルの水門は、明治と昭和の二度の津波の経験からつくられた。

普代村 観光交流推進係・前川正樹さん:
二度あったことは、三度あってはならない。過去の教訓を生かして、未来の普代村のために、絶対繰り返してはならないと建てた水門です

未来は誰にも見えないからこそ、今あるものを「持続」させていくために、村は歩みを進める。

普代村 観光交流推進係・前川正樹さん:
特に目玉はないけれど、未来を見据えて水門建設に取り組んでもらったように、僕たちも残されたこの時間に生きる人として、未来に向かって取り組んでいきたい

(岩手めんこいテレビ)