広がりつつある二重マスク

榎並大二郎アナウンサー:
コロナ対策として話題になった二重マスク。この二重マスクを新たに大分県が県民に求め波紋が広がっています。

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東京の新宿駅前には今や当たり前のマスク姿だが、よく見てみると二重マスクをしている。

2021年2月にアメリカの政府機関CDC(疾病対策センター)が二重マスクを推奨すると発表したこともあってか、東京でも二重マスク派が増えているようだ。

女性A:
普段1枚でもいいんですけど、(人と)接する機会が多いと二重の方が安心感がある。

女性B:
人がいっぱいいるときはやっぱり2枚にしています。

南米のペルーでは、4月。商業施設など人が密集しやすい場所ではマスクを二重に着用することを義務化した。

大分県が県民に二重マスクを呼びかけ

大分県はこれまでの対策では感染拡大が止まらないとして、5月10日から県民に二重マスクを呼びかけた。

県は屋内では不織布マスク、特に密になる場所では不織布マスクの上から布やウレタン製での二重マスクを求めた。

大分県が要請した二重マスクについて県民はどう受け止めているのか。

女性C:
二重にする分気持ち的にもちょっと安心かなと思う。

――これからの季節を考えると

女性C:
ちょっと息苦しさはあるだろうなと思います。

女性D:
あんまり効果がないかなと思う。

既に二重マスクを取り入れている人は…

女性E:
変異も色々と形が出て多くなっているから怖いと思う。暑くても仕方ない。そのうち落ち着いてくれるといい。

二重マスクの効果を富岳が検証

二重マスクの効果についてはスーパーコンピューター富岳がシミュレーションしていた。

咳をした時にどれだけ飛沫をキャッチするかを示す補修効率では不織布マスクの上にウレタンマスクをつけた二重マスクで89%。

不織布マスクをしっかりタイトフィットした状態では85%で二重マスクとほとんど変わらない結果。

女性B:
不織布マスク1枚でもいいんだと思いました。でもなんか気持ちの面で2枚着けている方が安心感はあります。

大分県は「感染力の強い変異ウイルスが主流となり、これまで以上に警戒感を高めることが必要」だと話している。

(「イット!」5月11日放送分より)