3月12日のプロ初登板で圧巻の実戦デビューを飾ったロッテの佐々木朗希(19)が、DeNAとの練習試合(横浜)でプロ初となる先発マウンドに上がった。

初回、最速154キロをマークするなど、ストレートを中心にテンポよく11球で三者凡退に。上々の立ち上がりを見せる。

そして初の2回のマウンドへ。
10球で2アウトを奪うが、連打を浴びランナーを背負うと、制球を乱しフォアボール。満塁のピンチを迎える。
するとピッチャー相手にまさかのフォアボール。押し出しでプロ初失点を喫する。
さらに手痛いバッテリーミスも生まれ、2回を2安打2失点。「プロに入って初めてランナーを背負って投げてみて、そこでまた色んな課題が出た」とランナーを背負ってからのクイックでの投球に課題を残した。

予定通り2回を投げ終え、「投げてみないと分からない課題とか直していかないといけないところがしっかり見つけることができたので、それを次に生かしていきたいと思う」と反省材料が出たことをプラスに捉えた佐々木。体力作りに専念した昨季からまた一歩前進し、2年目の今季は1軍登板を見据え、2軍で投球回数と球数を増やしていく。焦らず着実に。

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。