「猫×目薬」のかわいいアイテム

花粉症の人にはつらい季節がやってきた。

コロナ対策でマスクが手放せない現在だが、それに加えてピークを迎えつつある花粉の季節に手放せなくなるのが、目薬やメガネといった花粉対策グッズ。

ついイライラしてしまう花粉の季節も、できるなら明るく乗り切りたいものだが…そんな中、ロート製薬株式会社が「猫耳目薬」のプロジェクトを開始する。

この記事の画像(4枚)

プロジェクトは、猫を飼っているユーザーにTwitterもしくはInstagramに「♯猫耳目薬デビュー」のハッシュタグをつけて猫の写真を投稿してもらい、その猫をモデルとしたデザインの目薬を商品化する、というもの。

「猫耳目薬」はキャップ部分に“猫耳”のついたデザインで、目薬の種類は、ソフト・ハード・O2・使い捨てのコンタクトレンズを装着していても使える「ロートCキューブm」となっている。

応募期間は4月2日~4月14日で、まず投稿された写真の中からロート製薬特別委員会の審査によって“ファイナリスト”8匹を選出。その後、4月下旬にTwitterで一般投票が行われ、最終的に人気だった3匹が、5月6日にモデルに決定するという。

プロジェクトが発表されたのは、2月22日の“猫の日”。

猫好きならぜひ手に入れたいと思うだろうアイテムに、SNSにはさっそく「絶対買います!」「モデル猫に応募します!」の声が続々寄せられた。

しかしこのプロジェクト、一般応募でモデルを決めるということは、飼い猫そっくりのデザインで作ってくれるということなのか? 気になる「猫耳目薬」について、ロート製薬にお話を聞いてみた。

1年越しに「猫の日」の人気投稿が商品化

――「猫×目薬」のプロジェクトを立ち上げたきっかけは?

昨年2月22日に、Twitterにて猫耳目薬を投稿したところ、想像以上の反響をいただきました。そのなかには「製品化してほしい!」「購入したい!」などの声もあり、今年、ぜひ製品化してみよう!とのことでプロジェクト化することになりました。


――商品化熱望の声…いつからプロジェクトは開始した?

商品化希望のお声をたくさん頂き、実現可能性を社内検討した上で、プロジェクトの発足は2020年夏頃に決めました。

これからモデルの猫ちゃんを募集し、デザインや販売方法も皆さまのお声をもとに決定していきます。長いプロジェクトになるかもしれませんが、お付き合いいただけると嬉しいです。

2020年のtwitter投稿
2020年のtwitter投稿

このプロジェクト、実は2020年の「猫の日」に始まった。

ロート製薬の公式twitterアカウントが試作品だったという「猫耳目薬」を投稿したところ、たちまち「商品化検討お願いします!」「クラウドファンディングすればいい」などのコメントのほか、現在までに1万件を超えるリツイート・3万件を超える「いいね」がつく大人気に。

商品化を期待する声に「いつの日か実現できるよう、頑張ります!」と回答していたロート製薬だが、それから半年ほど経った夏に商品化に向けた動きが本格始動。今年も盛り上がりを見せた「猫の日」に、1年越しのプロジェクト発表となったのだ。

可能な限り「猫モデルの個性を生かしたデザインに」

すでに応募用の「♯猫耳目薬デビュー」タグをつけた写真の投稿もあり、飼い主さんたちの期待度の高さがうかがえるが…例えば「おでこにハート型の模様がある」「黒猫だけれど、耳の先だけがほんの少し白い」といった、個性派の模様も再現してもらえるのか聞いてみた。


――デザインはモデルを忠実に再現してくれる?

製品化にあたり物理的な制約がないわけではありませんが、可能な範囲で猫ちゃんの種類・個性を生かしたデザインを再現したいと思っています。


――モデル応募はどのくらいありそう?

今回の発表にも多くの方からの反響をいただきました。まだ応募期間は始まっていないのですが、現時点で応募条件のハッシュタグである「♯猫耳目薬デビュー」をつけた投稿をすでに100件以上いただいております。応募期間がスタートすれば、数百件のご応募はあるのではないかと予想しております。


ちなみにこの「猫耳目薬」は限定販売を予定しているとのことだ。すでにつらい症状に悩まされているという人も多く、気分が沈みがちな花粉の季節。ぜひ猫好き必見のこのプロジェクトに注目しつつ乗り切っていただきたい。

【関連記事】
玄関先の猫の足跡が可愛い…実はセメントが乾く前に捺された“肉球スタンプ”だった
ネコを抱いているかのような温もり…“ネコ型の湯たんぽ”が可愛くて癒やされる

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。