「ワクチン接種予約サービス」を無償提供

新型コロナウイルスワクチンの先行接種が2月17日に始まり、各地で医療従事者向けの接種が本格化している。

こうした中、NTTデータ関西は2月16日、人口5万人以下の小規模な自治体を対象に「新型コロナウイルスワクチンの接種予約サービス」を無償提供すると発表した。

このサービスを導入すると、自治体は“ワクチンの接種状況に応じた予約枠の設定”や“予約状況の確認”などができ、集団接種会場での密を回避しつつ、効率的なワクチン接種が可能となる。

住民は、パソコンやスマートフォンなどから接種会場の空き状況を確認し、迅速に予約ができる。
 

ワクチン接種予約サービスのイメージ(提供・NTTデータ関西)
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無償提供の対象は人口5万人以下の全国約1200の自治体で、最大で100団体に無償提供する。申し込みの受け付けは2021年3月1日から31日まで。無償提供期間は2021年5月から2022年3月31日までとしている。

今後接種の対象が広がることで混乱も予想される中、自治体の負担を減らすことができるこの「ワクチン接種予約サービス」を無償で提供する理由とサービスの詳細をNTTデータ関西の担当者に聞いた。

ワクチン予約業務の効率化の支援を目的

――「ワクチン接種予約サービス」を無償提供する狙いは?

新型コロナウイルスワクチンの接種に関する地方自治体の業務は、多岐にわたっています。特に小規模な自治体においては、限られた職員の中で対応せざるを得ない状況にあります。

そこで、ワクチン接種対応業務のうち、ワクチン予約業務の効率化の支援を目的として、「ワクチン接種予約サービス」を無償提供することにしました。


――「ワクチン接種予約サービス」を導入すると、自治体・住民はそれぞれどのような機能を使うことができるようになる?

自治体は、以下の機能を使うことができるようになります。

・接種会場ごとの予約枠を設定する機能
・接種会場ごとの予約状況を確認する機能
・「接種券番号」で予約情報を参照する機能
・接種実績の登録結果を国で構築予定の接種管理データベースに連携する機能


また、住民は、以下の機能を使うことができるようになります。

・接種会場ごとに空き状況が表示されたカレンダーから予約する機能
・予約時に同一「接種券番号」の予約の重複を確認する機能
・1回目と2回目の接種日の間隔が一定以上の日数かを確認する機能
・事前に問診票の回答を登録する機能

 

予約画面のイメージ(提供:NTTデータ関西)

小規模自治体から既に「ぜひ使いたい」

――無償提供の対象を人口5万人以下の地方自治体としたのはなぜ?

小規模自治体である人口5万人以下を対象としているためです。


――最大100団体は無償提供。100団体としたのはなぜ?

無償で提供できるサービスやネットワーク・サーバの環境が100団体までとなります。


――最大で100団体に無償提供。申し込みが100を超えた場合、どのように対応する?

独自の審査で100団体を決める予定です。


――無償の提供期間は「2021年5月から2022年3月31日」。この期間を過ぎても、ワクチン接種が続いている場合は無償の提供期間を延長する?

現時点では2022年3月31日までとしております。

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――申し込みの受け付け開始は3月1日。現時点でどのような感想が届いている?

現在、お問い合わせや資料請求をいただいている自治体からは「ありがたい」という声を多数いただいています。

人口5万人以上の自治体からも、「ぜひ使いたい」という声をいただいています。

 

人口5万人以下の小規模な自治体を対象に無償提供される「新型コロナウイルスワクチンの接種予約サービス」。自治体の負担が少しでも減り、ワクチン接種が効率的に実施されることを期待したい。
 

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