メジャーリーグのボストン・レッドソックスと2年契約を結んだ澤村拓一(32)が、オンラインで入団を報告した。

「野球をはじめて、プロ野球の世界に飛び込んだ以上は、世界の優れたプレーヤーが集まるメジャーリーグで、自分の力がどれだけ通用するか試したいという気持ちはここ数年、特に強かった」とメジャーへの思いを口にした澤村。「レッドソックスが自分を強く求めてくれたことに応えたいと思った」と入団理由を明かした。  

レッドソックスはかつて大家友和(99~01年)、野茂英雄(01年)、松坂大輔(07~12年)、岡島秀樹(07~11年)、斎藤隆(09年)、田澤純一(09、11~16年)、上原浩治(13~16年)と多くの日本人投手が活躍。入団の決め手として、巨人時代の先輩でかつてレッドソックスで抑えとして活躍した上原浩治氏(45)の名前をあげた。

「上原さんが2013年にワールドチャンピオンになった時にフェンウェイパークのライトのブルペンから登場曲サンドストームが流れてマウンドに向かう姿に僕は憧れて、日本でサンドストームをずっと使っていたので、上原さんの存在またはアドバイスがボストン・レッドソックスに僕を導いてくれたと思っています」

チームは昨季ア・リーグ東地区最下位に沈み、防御率も5.58と低迷した。

「一番はボストン・レッドソックスが勝ち続けるということ。ボストンのために献身的に努力をして、自分が今何ができるかを日々考えながら今年一年間ボストンのために戦えたらなと思っています」

メジャーでも高評価の高速スプリットを武器に新天地で投手陣立て直しを担う。

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。