大規模買収事件の裁判で有罪判決を受けた参議院議員の河井案里被告は、2月3日に議員辞職する見通しだが、国会に出席していない間に支給された歳費などの合計支給額が1700万円を超えることがわかり、批判の声があがっている。
参議院によると、案里被告は2020年6月17日の参院本会議に出席したのが最後で、それから7カ月間以上、本会議や所属する委員会に出席していない。
この間も、案里被告には、国会議員の給与にあたる歳費が毎月103万5200円、さらに文書通信交通滞在費として毎月100万円、2020年12月には期末手当として309万5895円が支給されている。
また、2月分については、歳費は辞職した日までの日割り計算で支給されるほか、文書通信交通滞在費は100万円全額が支給される見通しで、国会に出席していなかった間の支払いの合計は少なくとも1700万円を超える計算だ。