コンビニの定番商品、パスタ。
大盛りのペペロンチーノに、竜田揚げがたっぷりとのったパスタまで。

コロナ禍で“おうちニーズ”が高まり、コスパのいいパスタが人気だという今、コンビニのパスタにある変化が起きている。

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ファミリーマート デリカ食品部 パスタ担当 高橋香織さん:
女性のお客様さまを、もっと取り込んでいきたいと考えている

ローソン 商品本部 マーチャンダイザー 熊谷京子さん:
女性のお客さまにも買っていただけるようなパスタを作っていきたい

セブン-イレブン・ジャパン デイリー部 麺類担当 マーチャンダイザー 金さん:
品質の高いセブン-イレブンのパスタを多くのお客さまに召し上がっていただけるように、女性の方もターゲットにして商品化しています

そう、コンビニ各社は、女性受けのいいパスタを次々と発売しているのだ。
今回の「スゴ撮」は、進化するコンビニパスタの一体何が女性向けなのかを調査する。

トマトソースによく合う!キュートな形のパスタ

まずはセブン-イレブン。定番のナポリタンやミートソースなど、今週は9種類のパスタを展開。(店舗により取り扱いアイテム数が異なります。関東 1月25日週)

その中で女性を意識して作ったというのが、1月27日発売のショートパスタシリーズの最新作、「海老とホタテトマト」(税別320円)。

渡邊渚アナウンサー:
なにこれ?麺の形がかわいい!

蝶々のような形をしたパスタが、女性を意識したというポイント。その名もファルファーレ。

その見た目のかわいらしさだけでなく、ひとくちで食べやすく、食感ももちもちプルプルなことから女性に人気の高いパスタだ。

オマール海老から抽出した濃厚なソースに絡めれば、もうたまらない。

さらに、オリーブオイルやアンチョビ、ニンニクなどで味付けした「トマトソース」のショートパスタ(税別320円)も27日に新登場。

セブン-イレブン・ジャパン デイリー部 麺類担当 マーチャンダイザー 金さん:
おうちニーズが増えている中で、家ではなかなか作れないパスタ、食事として楽しめる商品の品ぞろえを強化しています

また来週には、女性に人気のクラムチャウダーを使ったスープパスタ(税別510円)も新発売される。

まるでピザ!? 濃厚な3種のチーズたっぷり

続いて、ファミリーマートは17類を販売。26日から「生パスタ 明太クリーム」(税別417円)など、3種類のパスタが新登場するが…

女性を意識したというパスタがこちら。見た目がまるでピザのような「マルゲリータ風パスタ」(税別417円)。

一体どんなパスタなのか?スーパースローでスゴ撮した。

フォークでパスタを持ち上げると、とろけるチーズ。モッツァレラ、ゴーダ、パルメザンの3種類のチーズが使われていて、トマトソースと絡まる様子は、まるでピザのよう。チーズ好きの女性にはたまらないパスタだ。

渡邊渚アナウンサー:
(ひとくち食べて)ピザだ!トマトの甘さとチーズの濃厚さと、バジルの爽やかな感じが合わさって、本当にピザです

さらに、こちらも女性にオススメ。「海老のトマトクリームスープパスタ」(税別445円)。

ブロッコリーや海老、ホウレンソウなどの具材がたっぷりで、ヘルシーな全粒粉パスタになっているのも人気の理由だ。

持ちやすさ重視の容器

さらに、こちらのパスタの容器は通常よりも深さのある小ぶりの容器で、女性を意識した作りになっている。

ファミリーマート デリカ食品部 パスタ担当 高橋香織さん:
女性のお客さまは、会社でランチを食べる時に大きいパスタを食べているところを見られて、ちょっと恥ずかしいなと思ってしまうこともあると思うので、同じような麺類が入っていても小ぶりなサイズにすることで、食べている姿も美しく、というのがポイント

また、ファミリーマートでは通常の2~3割の量の「リトルパスタ」シリーズも展開するなど、女性受けのいいパスタが充実している。

モチモチ食感のこだわり生パスタは通常の4倍の太さ

そして、ローソンは12種類のパスタを展開(地域および店舗により取り扱いのない場合があります)。

中でも女性にオススメなのが「濃厚!カルボ!カルボ!カルボ!」(税込480円)。

上には濃厚なカルボナーラソースがたっぷりで、卵を割ると黄身がとろりと広がる。

このパスタが女性を虜にする理由は、もちもちの生パスタ!もちもち感を増やすために、通常の麺が約1.7mmのところ、4倍の約7mmに太さを変更。

3種類の小麦を配合して、しっかりと食感が出るように厚みと幅にもこだわっている。

ローソン 商品本部 マーチャンダイザー 熊谷京子さん:
もっちり感が好きというのが女性の特徴になっていまして。食感を大事にするのだなと思いますね、女性の方が

独特なネーミングも魅力

また、つぶつぶ食感が楽しめる、たらこパスタ(税込430円)も女性に人気。

さらに、こだわりはこんなところにも…

渡邊渚アナウンサー:
「ミート!ミート!ミート!」「たらこ!たらこ!たらこ」「カルボ!カルボ!カルボ!」と、少し変わった名前ですね

この具材を連呼する独特なネーミングが、「語彙力のないパスタ」とネット上でも話題に。

ローソン 商品本部 マーチャンダイザー 熊谷京子さん:
新しいものは、女性のお客さまの方が感度が高いところがあると思うので、こういったネーミングにして、いろいろお客さまから声をいただいたりなどして、すごくネーミングの大切さは実感しています

2020年9月にこうした“連呼系パスタ”を発売したところ、売り上げが前の週と比べ約3割アップしたという。

気になる商品はあっただろうか?コンビニ大手3社こだわりのパスタをぜひ試してみてほしい。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』1月26日放送分より)