多くの皆さんが外出自粛中の今、寒さで出来た“氷の絶景”をお届けします。

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埼玉の絶景「あしがくぼの氷柱」

ここ数日、全国各地に影響をもたらしていた寒波も、きょう1月21日を機に収まりそうです。この年末から続いた寒波、各地に様々な“冬の絶景”を生み出していました。

まず一つ目は、東京都心からも近い埼玉県横瀬町です。1月に撮影された映像ですが、巨大な氷柱が。「あしがくぼの氷柱」と呼ばれる絶景ポイントです。

人と自然の共演!壮大な氷柱

この巨大な氷柱、なんとその大きさは高さ30m、幅200m!秩父三大氷柱の一つとも言われており、西武秩父線とのコラボレーションも見どころです。

この氷柱、人と自然の両方の力で出来ています。気温が3℃以下になると自動的にスプリンクラーで水が出る仕組みになっており、夜のうちに凍るそう。2020年は4日間ほどしか凍らなかったということですから、今年の寒さゆえの絶景であることが分かります。

秘境に“氷の神殿” なぜトンネル内に?

自然の力のみが生み出した“氷柱”も。

これは1月9日に福島県の万世大路というトンネル跡で撮影されたもの。高さ4mあるトンネルの中にいくつもの氷柱や氷の滝ができています。

ではなぜ、雨も降らないトンネル内で、このように立派な氷柱が生まれるのでしょうか?

トンネルのひびが入った部分から染み出す地下水がポイントです。土壌に含まれた水が水滴として落ちてくるところに、米沢方面から氷点下10℃以下の冷たい空気が流れ込んできます。

すると、染み出した地下水が徐々に凍り付き、つららや氷筍ができます。

そして、上下の氷が成長するとともに、氷柱ができあがるのです。

緊急事態宣言の影響もあり、埼玉県の「あしがくぼの氷柱」は宣言発令中の来場は控えて欲しいとしていますが、オンラインで見ることもできますので、家にいながら冬の絶景を楽しんでもいいかもしれません。

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(とくダネ!『あまダネ!』1月21日放送)

とくダネ!
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