冬晴れになっている地域が多いですが、一言で「冬晴れ」と言っても、実は4つも呼び名があるんです。天達気象予報士が解説します。

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「冬日和」に「凍晴」…どんな天気?

雲一つない晴天が広がった1月14日の東京・お台場。

このように穏やかに晴れている冬晴れの日をさして「冬日和」とも言います。そう、「冬晴れ」の状態によって、細かく呼び名が分かれているのです。

例えば、長野県でワカサギ釣りをするような物凄く寒い晴れた日。このような天気をさして「凍晴(いてばれ)」と呼ぶ事があります。

「いてつくような寒さ」の中、「快晴」が広がっているためこのような呼び名になりました。

「風のない冬晴れ」は何と呼ぶ?

続いては、こちら。

山梨県で撮影された映像ですが、全く風が吹いておらず、雲もないような晴天です。

このような天気をさす言葉が「寒凪(かんなぎ)」です。一番寒い時期「寒中の」、「風がなく穏やかな天気」であることを表す言葉なのです。今日14日は沿岸部は少し風が強いですが、内陸にいくと「寒凪」の青空が広がりそうです。

青空なのに雪が舞う…「風花」とは

そして、中には珍しい現象も。

これは栃木県日光市で今月9日に撮影された映像ですが、晴れているのに雪がはらはらと舞っています。

このように上空は青空にも関わらず、遠くの山や日本海側から雪が降ってくる現象をさして、「風花(かざばな)」と呼びます。青空の中、雪が舞い落ちる様はとても美しいのですが、季節風が強まるサインでもあります。風冷えしますので、しっかりと首元を温めることなどが必要です。

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(とくダネ!『あまダネ!』1月14日放送)

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