福岡市天神に並ぶ「屋台」。新型コロナウイルスの影響がこの「屋台」にも及び、客足が遠のいてしまっている。

鉄板を使った料理が売りの、博多っ子純情屋台「喜柳」。
40年以上続く屋台の名店「喜柳」が店を構えるのは、九州一の繁華街・福岡市天神。

名古屋からの客:
親子なんですけど、2人とも博多は初めてで、博多といえば屋台。一度来てみたいなと思って来ました

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博多っ子純情屋台「喜柳」店主・迎敬之さん:
姉妹かと思ってた(笑)

暖簾を守って25年…コロナで休業に

店主の迎敬之さん。
25年前から屋台で働き、10年ほど前に先代から店を引き継いで、その暖簾を守ってきた。

博多っ子純情屋台「喜柳」店主・迎敬之さん:
コロナという災害があって、屋台としても営業ができない状態。20何年、屋台をして初めて

2020年4月の緊急事態宣言では、屋台は休業を余儀なくされた。

1カ月以上、収入がない状況が続く中、福岡の屋台文化を守るため、ほかの屋台の仲間たちと初めてクラウドファンディングにも挑戦した。
その結果、目標金額の倍以上の1,000万円を超える寄付が集まり、緊急事態宣言が解除されたあとに無事、営業を再開することができた。

博多っ子純情屋台「喜柳」店主・迎敬之さん:
常連さんもやってくれて、なおかつ海外からも支援が来た。そういうのも見て、すごく屋台が愛されているなと。こんなに福岡の屋台が支持されているんだと思って感動。本当に嬉しかった

その一方で、市内にあった屋台103軒のうち1軒が廃業、6軒が休業している(2020年3月時点)。
「喜柳」でもここ最近は、店を訪れる客が前年の3割ほどにとどまっているのが現状。

客同士が仲良く…変わらない魅力

見知らぬ客同士のやり取り

客:
イエメンのコーヒーを自分で輸入して売っているんですよ

客:
へー、面白い。コーヒー美味しいんだ?イエメンって

客:
コーヒーの発祥

見知らぬ客同士がいつの間にか仲良くなる。
新型コロナの感染拡大で多くのことが一変したが、それでも屋台の魅力は変わらないままだ。

神奈川から来た客:
店員さんが面白くて、和気あいあいとしているので、ご飯もおいしいし楽しいなと

大分から来た客:
人は少なくなっていると思うけど、頑張って欲しい

博多っ子純情屋台「喜柳」店主・迎敬之さん:
普通にお客さんが来て、盛り上がるというのが今年はなかった。自分でもう1回勉強をし直した。1日1日をしっかり営業、商売していこうと思いました

迎さんは前を向く。

博多っ子純情屋台「喜柳」店主・迎敬之さん:
今、コロナで日本がこうなっているのを、この福岡天神の屋台から頑張っていきたい。それを全国のみんなに届けて、みんなが頑張っていけるようにやっていきたい

(この記事は1月5日に放送された内容を記事化したものです)

(テレビ西日本)