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大企業あるあるを打破。企業を超えて若手社員が結集。「One JAPAN」とは? 企業の寿命は30年とも言われるが、企業は大きくなればなるほど、社内の風通しが悪くなり、守りに入る「大企業病」が蔓延する。これまでビズキモでは、多くの起業家や革新的企業のトップに話を伺ってきたが、7日は大企業を内から変えていこうという横断的な若手グループにフォーカスする。|FNNプライムオンライン

大企業あるあるを打破。企業を超えて若手社員が結集。「One JAPAN」とは?

企業の寿命は30年とも言われるが、企業は大きくなればなるほど、社内の風通しが悪くなり、守りに入る「大企業病」が蔓延する。これまでビズキモでは、多くの起業家や革新的企業のトップに話を伺ってきたが、7日は大企業を内から変えていこうという横断的な若手グループにフォーカスする。

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パナソニック株式会社で若手を中心にした組織改革グループ「One Panasonic(わんぱなそにっく)」を設立し、さらに大企業の若手横断グループ「One JAPAN(わんじゃぱん)」の共同発起人・代表でもある濱松誠(はままつまこと)さんに話を伺った。 

濱松さんは34歳。決して若いとは言えないが、大企業なら若手クラス。

パナソニック入社後は、海外営業、人事を経て、現在はベンチャー企業に出向中だ。
そんな濱松さんがなぜ社内の若手を集めた「One Panasonic」を作るに至ったのか?

若手有志グループ「One Panasonic」

濱松さんーー「きっかけは内定したときに社内のつながりを作りたいと同期400人、さらにヨコだけでなくタテ、ナナメと呼びかけたことから。社内一斉メールやSNSで発信し有志グループを募りました。」 

2011年は、パナソニックの大坪社長(当時)が唱えた「One Panasonic」方針のもと、パナソニック電工、サンヨー電気と合併・再編を行った、パナソニックにとってまさに激動の時代だった。

濱松さんはその大坪社長に直談判し、大坪社長も巻き込むかたちで、2012年に若手有志のグループ「One Panasonic」を立ち上げた。

濱松さんーー「大坪社長も共感してくれました。一方で、単なるガス抜きにするな、本業で結果を出せ、集まることで満足するなと叱咤激励も頂きました。」 

 
 

大企業あるあるや、言っても無駄症候群を、誰かが打破しないといけない

「One Panasonic」では、全体交流会のほか、中間層を巻き込む「ようこそ先輩(名物社員やとがっている社員、優秀な先輩社員と交流会)」、さらに「モノ博(事業部門を超えた製品の紹介やアイデア交換会)」などを行っている。

濱松さんーー「大企業あるあるや、言っても無駄症候群を、誰かが打破しないといけない。交流の中では、自分のキャリアの相談から、未来のパナソニックの姿やイノベーションをどうやって起こすかとか、ワークスタイルを話し合うこともある。基本的に大阪、東京、福岡、名古屋で、土日のお昼から夜にかけてやっています。」

社内では批判の声もあったという。

濱松さんーー「事業で結果残せよとアドバイスや批判をもらうこともありましたが、弱いつながりの強さ、クロスバリューイノベーションで、違う職種や事業の人とつながることは必ず活きます。批判する人には、一回来てみてくださいと言っています。」

ではパナソニックの風通しは良くなったのか?

濱松さんーー「3~40代の人から「昔だったら考えられない」と言われます。交流によって会社の方向性と草の根活動が一緒になって進んでいる感じです。」 

 
 

企業横断的に集まる「One JAPAN」発足

そして、この動きは「One JAPAN」に広がった。

濱松さんーー「「One Panasonic」を始めてから、他の企業の若手から「こんなことやりたい」「実はうちもやっている」と声をかけられることが増えてきました。そこで大企業あるあるや言っても無駄症候群を解決したいという有志が、企業横断的に集まる「One JAPAN」を半年前に作りました。参加する大企業は40社。それぞれがつながり、会社のリソースを使って何かをしたい、イノベーションを起こしたい、ワークスタイルを変えたいという志をもって、製品開発のコラボも含めた活動を行っています。」 

「One JAPAN」のメンバーは2~300人。4月15日のイベントでは、若手世代のワークライフの考え方について発信していくという。

濱松さんーー「大企業だけでなく、ベンチャーやアカデミアとも今後連携していきます。大企業では“出る杭は打たれる”と言う空気を我々は変えていきたいと思っています。空気を“読む”から“つくる”、出る杭になろうと。コレクティブインパクトを実践していきたいと思っています。」

大企業から日本を変える。若手の挑戦はこれからだ。 

鈴木款
鈴木款

政治経済を中心に教育問題などを担当。「現場第一」を信条に、取材に赴き、地上波で伝えきれない解説報道を目指します。著書「日本のパラリンピックを創った男 中村裕」「小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉」、「日経電子版の読みかた」、編著「2020教育改革のキモ」。趣味はマラソン、ウインドサーフィン。2017年サハラ砂漠マラソン(全長250キロ)走破。2020年早稲田大学院スポーツ科学研究科卒業。
フジテレビ報道局解説委員。1961年北海道生まれ、早稲田大学卒業後、農林中央金庫に入庫しニューヨーク支店などを経て1992年フジテレビ入社。営業局、政治部、ニューヨーク支局長、経済部長を経て現職。iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。映画倫理機構(映倫)年少者映画審議会委員。はこだて観光大使。映画配給会社アドバイザー。

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