フォーマルな場面での頻出表現

賛否両論という表現はニュースや会議などお堅い場面で頻出の表現です。

この表現を英語で言うことができれば、英語の会議への貢献度も上がります。

ただ、その後には賛成意見と反対意見の例も述べる事になるかもしれないので、使いどころには注意ですね!

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「賛否両論って英語でなんて言うの?

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口元が笑っている「スマイルマスク」を全員着用…お客さんからは賛否両論
There are pros and cons of grinning “smile masks” that all shop staff wear.


【解説】
ここでは、「賛否両論」と言う表現に、
pros and cons (長所と短所、賛否 ) を使います。

Pros が良い点、長所やポジティブな面を意味し、
Cons が悪い点、短所やネガティブな面を意味します。

ほかにも、
for and against (賛成と反対)を使って、
arguments for and against “smile masks” 「スマイルマスク」についての賛成論と反対論)のように表現できます。

「~について意見が分かれる」は
split on/over (分かれる・割ける) や、
divide on/over (分ける・分割する)が使えます。

The company’s opinion was split.
会社の意見は割れた。
The team members are divided on how much of the budget should be spent on advertising.
広告に予算のどれくらいを使うかに対してチームが分かれた。

意見が対立し「賛否両論を巻き起こす」ニュアンスならば、
controversial (物議を醸しだす・議論を引き起こす) や、
polarize (~を対立させる・二極化させる) も使えます。

The new law went controversial.
 新しい法律は議論を呼んだ。
The new campaign polarized public opinion.
新しいキャンペーンは世論を二分にした。

賛否両論は議論の基本ですね

【例文】
何らかの事象に関して、賛否両論あるのはとてもいいことだ。
It’s a great thing that we have pros and cons about any sort of events.


例えば、「学校であだ名の使用禁止」というニュースに対して、みんなが賛成意見、反対意見を話し合うことは、そのことで起こる良い点や問題点を洗い出し、今一度考えるいい機会になるということ。大いに賛否両論を戦わせましょう。

それでは次回も Let's English!
(連載「コレ英語で言えますか?」第108回 / 毎週土曜更新)

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プライムオンライン編集部
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