2040年を見据えた地域医療のあり方を示す地域医療構想の策定に向け高岡医療圏の医療関係者などが意見を交わしました。
出席者からは現在の高岡医療圏と砺波医療圏を1つにし、急性期医療の拠点を1カ所に集約する案が出されました。
富山県は85歳以上の高齢者の増加が進む2040年を見据え、新たな地域医療構想の策定を進めています。
協議は、県内4つの医療圏ごとに進められ、高岡、射水、氷見で構成される高岡医療圏の会合には、医療関係者など約40人が出席しました。
議論の背景にあるのは、大幅な人口減少と高齢者の増加です。
高岡医療圏の場合、2040年の推計人口は現在に比べ4万3000人あまり、約15%減少することが見込まれています。
一方、85歳以上の人口は4割増加する見通しで、医療提供体制の見直しが求められています。
これを踏まえ県は、今後ニーズが高まる高齢者救急は地域内で確保できるようにしつつ、高い専門性を要する高度急性期医療などについては集約化を進める考えです。
国のガイドラインでは、医療圏の見直しの目安として、人口が20万人未満かつ、地域の患者が医療圏外の医療機関を利用する流出割合が20%以上となっている場合などを挙げています。
現在、県内で見直しの基準に該当する医療圏はありませんが、県は、それぞれの病院が担う役割を整理し、場合によっては現在4つある医療圏の枠組みの変更も検討する考えです。
5日の会合で出席者からは医療関係者の人材不足を訴える声が多くあがり、医療圏の集約化に賛同する意見が多くを占めました。
特に、救急や急性期の医療体制を維持していく必要があるとして、現在の高岡医療圏と砺波医療圏を1つにし、将来的に急性期医療を提供する拠点を1カ所に集約する案が出されました。
県は今後、医療審議会で議論を深め、年度内に医療圏の枠組みの案を示したいとしています。
