ドイツの対外情報機関の元トップが、外国の情報機関に情報を提供したスパイ容疑などで逮捕されました。
6日に逮捕されたのは、ドイツの対外情報機関、BND(連邦情報局)の元長官、アウグスト・ハニング容疑者と、元部下の男です。
ドイツ連邦検察庁によりますと、元部下はBNDでハニング容疑者の首席補佐官を務め、その後も歴代の長官のもとで2026年3月まで首席補佐官を務めていました。
2人は2010年ごろ、元部下が報酬と引き換えにBNDの内部情報をハニング容疑者に提供することで合意したとみられています。
元部下は長年にわたり、約2000件の文書をハニング容疑者に提供したとみられ、その多くに機密情報が含まれていたということです。
ハニング容疑者は、こうした情報を自身のコンサルティング業務に利用していたほか、外国の情報機関の関係者に数年にわたって政治情報を提供していた疑いが持たれています。
また、別の外国情報機関向けに機密情報をもとにした分析資料を作成したとされていますが、実際に相手に渡ったかどうかは分かっていません。
ハニング容疑者は1998年から2005年までBND長官を務めていました。
ドイツのビルト紙は、ハニング容疑者がロシアや中国の政府機関ともつながりを持っていたと報じています。
